デジタル作品をリアルで飾れる形式で限定販売を行うアート展「デジタルリアル展」
渋谷スクランブルスクエア14階にある「+ART GALLERY」にて、デジタルをリアルで体感するアート展「デジタルリアル展」が2022年6月20日(月)から7月17日(日)まで開催される。
近年、流行りのMVにデジタル上で活動するイラストレーターのアニメーションが登用されたり、デジタル作品をNFTで発行しTwitter上に証明書機能が付与されるなど、Web3.0の登場による「デジタル×アート」が注目されている。従来、リアルの世界線で所有していることが主であったアートが、今ではデジタル化してメタバース空間で所有・展示できるまでに至っている。一方で、「デジタル上で生み出された作品はアートなのか?」という懐疑的な認識が存在していることも事実である。
アートは所有欲を満たすこともコレクションの魅力ではあるが、豊かさや愛着を与えてくれるものでもあり、アナログの世界線でこそ私たちが求める効力を発揮するのではないか。そのような思いを元に、今回はデジタルで生成されたアートをリアル会場での展示形式で発表し、「デジタルリアル展」をアナログで開催する。デジタルのアートをリアルで楽しみ、アート作品として発表する機会を通して、より多くの方にアートの楽しみ方、アートと触れ合う機会を創出する狙いだ。
展示の実施方法
- 参加作家よりデジタルデータを入手し、高級プリント作品として印刷、額装
- 各種30部限定で、エディション作品として販売(各種サイン付き)
- デジタル上で活躍中の一部作家が在廊の予定 ※在廊日は各作家のSNSを参照
出展作家
前期:2022年6月20日(月)〜2022年7月3日(日)
Yas | 青ヰ鱗、わいっしゅ、万年喪服、5151.
後期:2022年7月4日(月)〜2022年7月17日(日)
NAKAKI PANTZ、100年、かずきおえかき、むめな
作家紹介
Yas | 青ヰ鱗
自分で撮った写真から質感を汲み取り、再構成しながら自分なりにそのモチーフの魅力を引き出せるようなイラストを描くことを心掛けて制作。
わいっしゅ
背景デザイナー、コンセプトアーティスト。ゲームやライトノベルにおける世界観デザインをはじめ、文芸小説の挿画、自治体や企業のイメージアートなどを多数手掛ける。
万年喪服
福岡県在住。等身大乙女イラストレーター。繊細で複雑な乙女心を鮮やかなピンクと共に昇華する。
5151.
1997年生まれ。千葉県在住。ペット業界で働きながらクリエイターとして2020年から活動。主に無彩色で"フキゲン"をコンセプトにした人物やロゴイラストを手掛ける。
NAKAKI PANTZ
福岡出身のイラストレーター。『強く、可愛く、自分らしい』女性のイラストレーションが話題を集め、多くのファッションブランド、広告ビジュアル、MVデザインなどのクリエイティブを手掛ける。
100年
作家/イラストレーター。絵画とイラストの両方の要素を持った作風で、新たな表現を研究している。
かずきおえかき
週刊少年ジャンプにて作家活動をする傍ら、SNSで別名義『かずきおえかき』としてフリーの作家としても活動を開始。アニメーションMVやジャケットイラスト、書籍・雑誌イラストやアパレルなど幅広く活動中。
むめな
2002年2月18日生まれ。東京都在住。女性を描く、フリーランスの学生イラストレーター。
「デジタルリアル展」開催概要
会期 | 前期:2022年6月20日(月)〜2022年7月3日(日)、後期:2022年7月4日(月)〜2022年7月17日(日) |
会場 | +ART GALLERY |
営業時間 | 10:00 - 21:00 |
入場 | 無料 |