渋谷区初台に新アートギャラリー「PAGIC Gallery」が10月15日にオープン
東京都渋谷区初台にコンテンポラリーアートギャラリーPAGIC Gallery(ペイジック・ギャラリー)が、2021年10月15日にオープンする。次世代作家の現代アート作品展を中心に、気軽に立ち寄れ、視覚的魅力とコンセプトの両方を楽しんで鑑賞・購入できる新スポットとなる。オープニングを飾るのは、ニューヨークで活躍する現代アーティストのテズ・パクの東京初個展「To The Digital」。その後も、刺激的な作品を生み出す注目アーティストたちの展示会が目白押しだ。
2021年展示スケジュール
Taezoo Park (テズ・パク)「To The Digital」-2021年10月15日(金)~31(火)
韓国生まれニューヨーク在住のアーティスト テズ・パクは、アナログとデジタルの技術を探求するデジタルアーティスト。人類がデジタルテクノロジーと共に何を創り上げたか、何を失い捨てたか、何に向かおうとしているかを視覚化しようと試みている。ワールドトレードセンターでの長期展示など、テックを取り入れた現代アーティストとしてニューヨークのアートシーンで高く評価されている。「Digital Being」—機械の生き物と名付けられた作品は、発展と衰退を繰り返すテクノロジーを生物の進化になぞらえている。エネルギーを消費し、センサーに反応し、動性を備え、物質として潜在的な存在の有限性を備え、固有の個性を持った機能なき機械が人間の友たり得る新しい可能性を示している。本展では、初期作品から新作まで個性豊かなDigital Beingたちとのコミュニケーションを体験できる。
新正春 「肌が触れ合う際に発生する斥力について」-2021年11月5日(金)~23日(火)
新正春は、現代アートがいかに経験や記号といった人間のルールを探索し、表現によってその既成概念を壊すかに興味を持っている。本展では、壊した何かを懐かしむ構造を取り入れることにより逆説的に強調される感情を浮き立たせる。2021年に京都芸術大学大学院を修了した注目の若手アーティストの、大胆かつニュアンスに富んだ東京初個展。
hin 「Deep Paper」-2021年12月3日(金)~21日(火)
hinはスプレーのドロップを模した形状をピクセルのように手描きするオリジナル技法”virtual spray”を用いるペインター。アナログからデジタルへの変換において発生する「情報の抽象化」を、デジタル社会そのものの過量な情報への対処に応用することを絵画的試みとしている。本展では、もはや平たいインターネットの画面が現実を認識する窓となった現代において、三次元世界との境目のあいまいさと魅力、その捉え方を披露する。さらに、hinは作品を通して情緒的・概念的な処理・理解につながるよう表現をアップデートさせた。スプレーやドットで様式化されたメソッドと、外部から守られた安全地帯として描かれる風景は、セラピーとして機能させることを明確に目的としている。
PAGIC Gallery 概要
住所 | 151-0061 東京都渋谷区初台 1-36-1 |
開廊時間 | 12:00 am ー 7:00 pm |
ウェブページ | https://pagicgallery.com |