⽇常的な⽣活空間で都市、⾝体、環境、そして⼈間の営みについて考察する

シュウゾウ・アヅチ・ガリバー(本名:安土修三)によるインディペンデント・プロジェクト「A.T.C.G. / 洗濯(再⽣)」(A.T.C.G./ Laundry (Regeneration)が、2026年6月30日までヴェネチアで開催中。本プロジェクトは、第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の開催に合わせ、公式展⽰やナショナル・パビリオンとは異なる独⽴したプロジェクトとして、ヴェネチアの都市空間そのものを舞台に展開されている。キュレーションは滋賀県⽴美術館ディレクター・保坂健⼆朗。ビエンナーレ主会場・ジャルディーニに隣接する住宅街の⼀⾓で、住居と住居の間に張られた洗濯ロープという⽇常的な⽣活空間を⽤いながら、都市、⾝体、環境、そして⼈間の営みについて考察する場を形成している。

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“A.T.C.G./Laundry (Regeneration)/Venezia version T.U.”2026
Installation, mixed media dimension variable

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“A.T.C.G./Laundry (Regeneration)/Venezia version Y.T.”2026
Installation, mixed media dimension variable

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“A.T.C.G./Laundry (Regeneration)/Venezia version S.O.2”2026
Installation, mixed media dimension variable

1947年生まれのシュウゾウ・アヅチ・ガリバーは高校時代より手探りでハプニングなどの美術活動を始め、その表現活動の根幹には、⼀貫して「⾝体」というテーマがある。1960年代以降、映像、写真、パフォーマンス、インスタレーションなど多様なメディアを横断しながら、⾝体を知覚や認識の出発点として捉え、⼈間の存在や経験のあり⽅を問い続けてきた。

2016年にはテート・モダンの上映企画「Japanese Expanded Cinema in the Time of Pop」に作品が紹介され、2020年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)に作品が収蔵されるとともに、個展「Shuzo Azuchi Gulliverʼs Cinematic Illumination」が開催された。最近では2025年にイタリア・ミラノ他において複数の展覧会やプロジェクトを展開するとともに、国内では2022年にBankART KAIKO / BankART Stationで「消息の将来」開催やStudy:⼤阪関⻄国際芸術祭に⼤型インスタレーションを発表している。

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“A.T.C.G./Laundry (Regeneration)/Venezia version T.U.”2026
Installation, mixed media dimension variable

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“A.T.C.G./Laundry (Regeneration)/Venezia version G.H.”2026
Installation, mixed media dimension variable

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“A.T.C.G./Laundry (Regeneration)/Venezia version S.M.”2026
Installation, mixed media dimension variable
6月7日より展示中

今回ヴェネチアで発表される《A.T.C.G./ 洗濯(再⽣)》も、⻑年にわたる探究の延⻑線上に位置づけられる。個⼈の⾝体と環境、⽇常⾏為と社会構造、⽣と再⽣の循環。そうした主題が、ヴェネチアの具体的な都市空間を通して提⽰されることで、個⼈の存在とより普遍的な⽣命の原理との関係があらためて問われている。

シュウゾウ・アヅチ・ガリバー「A.T.C.G. / 洗濯(再⽣)」開催概要

会期2026年5⽉5⽇(火)〜6⽉30⽇(火)
会場Rio Terà S. Isepo 30122 Venice
Giorgia Fincato宅の部屋と、通りを挟んだ対⾯の家を結ぶ洗濯⼲し場(ジャルディーニ公園隣接エリア)