工藤時生、澤田光琉、GORILLA PARK、松田ハル、渡邊涼太が参加するグループ展「1998」開催

国内外で活躍する様々なアーティストの発表の場(ROOM)を創出するコマーシャルギャラリー「GALLERY ROOM・A」は、若手アーティストによるグループ展「1998」を2022年5月7日(土)から6月12日(日)まで開催する。出展作家は、工藤時生、澤田光琉、GORILLA PARK、松田ハル、渡邊涼太の5名。同年代のアーティストの中でも活躍が目覚ましく、各々が違う表現を探求し続ける若き才能を紹介する。

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「1998」キービジュアル

幸も不幸も感じられないどうしようもない垂れ流しの毎日の中で、美術表現は何を引き受けて何をもたらすのか。『多頭一身の怪物』に動員され続け、欺瞞と嘘が錯綜する現代社会で私たちは何者かになれるんだろうか?

- 工藤時生、澤田光琉、GORILLA PARK、松田ハル、渡邊涼太 -

アーティストプロフィール

工藤時生/ Tokio Kudo

工藤時生は、1998年群馬県生まれ。武蔵野美術大学大学院美術専攻彫刻コース。CAF賞2021入選。呪いや神隠し、祭りや祈祷など人間や人間の営みに秘められた平穏や日常の自立性の崩壊させ神秘体験にさらわれる瞬間をモチーフとし、「エクスタシー」として彫刻を提唱し、制作をおこなってる。adf-web-magazine-gallery-room-a-1998-6

澤田光琉/ Hikaru Sawada

澤田光琉は、1999年滋賀県生まれ。2021年京都芸術大学美術工芸学科油画コース卒業。些細な日常をモチーフに、光を柔らかく反照し、空間へ作用することができる作品を描いている。誰かを想う事でその風景は形を変えながら伝播し、その生活のコミュニケーションの中で表現の本質を見ようとしている。主な受賞歴として、2021年京都芸術大学卒業制作展 保坂健二郎賞、2017年二十歳の輪郭入選。主な展覧会として、2017年figurative、2019年センスオブワンダー。adf-web-magazine-gallery-room-a-1998-3

GORILLA PARK

GORILLA PARKは、1998年埼玉県生まれ。2021武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業。現在は東京藝術大学大学院美術研究科在籍。野生的な木彫を通じて、破壊と創造を繰り返し、立体を立ち上げながらも平面の正面性に還元しようとする作品制作をしている。2020年にCAF2020入選作品展覧会海外渡航費授与し、2021年ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2021長谷川新賞。adf-web-magazine-gallery-room-a-1998-4

松田ハル/ Hal Matsuda

松田ハルは、1998年岩手県生まれ。2021年筑波大学芸術専門学群美術専攻版画領域卒業後、京都芸術大学大学院グローバル・ゼミ在籍。VRで描かれた3Dのオブジェクトやドローイングを、版画の技法によって平面に定着させている。リアルとバーチャル、AIと人間といった二項対立のようなものは、絵画というメディウムによって物質に変換させている。2021年クマ財団5期生採択。adf-web-magazine-gallery-room-a-1998-2

渡邊涼太/ Ryota Watanabe

渡邊涼太は、1998年埼玉県生まれ。2021年東北芸術工科大学芸術学部美術科卒業。2021年より東京藝術大学大学院第六研究室在籍。カッターや自作の道具を使用し、絵の具を破壊しながらも、画面に盛っていくという行為を行い、その繰り返しのなかにあらわれてくるナニカを絵画空間の中で起こすことを試みている。

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主な個展に、2021年「Horizon」(ロイドワークスギャラリー、東京)。グループ展は2021年「One FACE展」(ロイドワークスギャラリー、東京)、2020年「heso展」(古民家heso、山形)など。また、2018年六花亭主催・中村内美術村企画公募「二十歳の輪郭」最優秀賞、2016年第66回埼玉県美術展覧会産経新聞社賞を受賞。

「1998」開催概要

会期2022年5月7日(土) 〜 6月12日(日)※会期中無休
会場GALLERY ROOM・A
営業時間8:00〜23:00
観覧料無料
URLhttps://bit.ly/3JLcfKO