好評につき世界的に権威のあるアワードのエントリー期限を延長

今年で16年目を迎える「ワールド・アーキテクチャー・フェスティバル(World Architecture Festival)」アワードは、建築とインテリアの44のカテゴリーでエントリーを受け付けている。最終選考に残った作品は、2023年11月29日から12月1日までシンガポールで開催されるフェスティバルにて、参加者と審査員の前でライブプレゼンテーションする。エントリー希望者は延長された期限の2023年5月26日(金)までに完成した建物、将来のプロジェクト、景観やインテリアのデザインを提出することができる。adf-web-magazine-globa-awards-entry-deadline-4

ワールド・アーキテクチャー・フェスティバルと並んで、その姉妹アワードであるインサイド・ワールド・フェスティバル・オブ・インテリアが開催される。Insideは、インテリア業界のための創造性、インスピレーション、知識の饗宴で、過去12ヶ月間の最も独創的でエキサイティングなインテリアから構成され、11の多様なカテゴリーでプロジェクトを応募することができる。10周年を記念して2017年にスタートしたWAFXアワードは、今後も世界の大きな問題に取り組む最先端のデザインを取り入れたプロジェクト、気候の緊急事態への取り組みからコミュニティのレジリエンス構築までを対象として開催される予定。

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The Exhibition Hall at WAF
Photo credit: WAF

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World Building of the Year judging on the WAF Main Stage
Photo credit: WAF

それぞれ、オーストラリアのシドニーの「ユーアイ・クォーター・タワー」はワールド・ビルディング・オブ・ザ・イヤー2022、コンディション_ラボによる「屏東児童図書館」はワールド・インテリア・オブ・ザ・イヤー2022、CAATスタジオ(カンボジア・アーキテクチャー・デザイン・スタジオ)が設計した「ドリーム・パスウェイ」はフューチャー・プロジェクト・オブ・ザ・イヤー2022に選出されている。またランドスケープ・オブ・ザ・イヤー2022にはシャンクン・アトリエ、清華大学建築学部+安順建築設計研究院による中国南西部の少数民族である「ブイ族の村の保存と修復」に贈られている。

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World Building of the Year winner 2022: Quay Quarter Tower by 3XN
Photo credit: Phil Noller

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World Interior of the Year winner 2022: Pingtan Children Library by Condition_Lab
Photo credit: Sai Zhao

WAFは主要なアワードに応募したプロジェクトに、追加料金なしで授与される一連のアワードも提供。このアワードは、エーステックが支援するフューチャー・グラス、VELUXが支援する自然光ベスト・ユース、ロイヤル・ファインアート・コミッション・トラストとバリーモアが支援する国際的な建築美、リュミオンが支援するビジュアライゼーション、ブロードウェイ・マリヤンが支援するスチューデント・シャレット、小規模プロジェクト、エンジニアリング、ベストユーズオブカラー、ベストユーズオブサーティファイドティンバー、写真、図面を対象としている。

ワールド・アーキテクチャー・フェスティバル(WAF)とインサイド・ワールド・フェスティバル・オブ・インテリアについて

WAFは、世界の建築コミュニティが祝い、学び、交流し、インスピレーションを得るために集まる場所であり、毎年開催される世界最大の国際的な建築のライブイベントとなる。世界最大の建築アワードのライブプログラムもあり、著名な代表者や国際的な審査員の聴衆を前にライブプレゼンテーションで優れた作品を表彰することに特化している。