「ワールド・アーキテクチャー・フェスティバル」2021のショートリストが発表。今年を代表する建築やランドスケープが世界中から集まる

世界最大級の建築アワードプログラム、ワールド・アーキテクチャー・フェスティバル(WAF)アワードは、2021年度のショートリストを発表した。対象となるのは、2019年から2021年の間に完成した建築とランドスケープ。世界中から集まった700件以上の応募の中から292件の作品がショートリストとして選ばれた。

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Jiyu Square by The Architectural Design & Research Institute of Zhejiang University Co Ltd, Photo credit: World Architecture Festival

今回選出されたショートリストの作品には、アブダビの砂漠と現代都市とを繋げるスタイリッシュなランドスケープ、ヘザーウィック事務所によるシンガポールの摩天楼「エデン」、中国の太陽と月をイメージした文化展示センター、ペルシャ湾の島に建設された観光開発施設などが含まれる。

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Wuchazi Bridge by Sichuan Provincial Architectural Design & Research, Photo credit: World Architecture Festival

今回のテーマは「都市のリセット:緑化、健康、アーバニズム」。完成した建築とランドスケープを対象にした20のカテゴリーに、55カ国から732件の応募があった。今回のエントリー数は、2019年と比べて、44%の増加となった。

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Wishing Pavilion by Daydreamers Design, Photo credit: World Architecture Festival

WAFは、ポルトガルのリスボンにあるFILエギシビションセンターにて、2021年12月1日から3日の期間に開催される。アムステルダム、バルセロナ、シンガポール、ベルリンに続き、ポルトガルでは初の開催となる。

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Colins Arch by Woods Bagot & SHoP Architects, Photo credit: World Architecture Festival

世界的に有名な大手建築事務所も、ショートリストに名を連ねている。B.I.G.アーキテクチャー、ザハ・ハディッド・アーキテクツ、フォスター+パートナーズ、ラファエル・ヴィニオリ・アーキテクツ、グリムショー・アーキテクツ、スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル(SOM)などがその一例である。完成済の建築とランドスケープのカテゴリーは、住居、オフィス、医療施設、教育施設、文化施設、そして、スポーツ、宗教、エネルギー生産、リサイクルなど20項目に及び、今の時代を代表する美しく革新的な建築が数多く集まった。

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North Perth House by Nic Brunsdon, Photo credit: World Architecture Festival

選出された各プロジェクトの建築家とデザイナーは、12月に行われるWAFのイベントで、各カテゴリーの賞をかけて競う。イベント組織委員の前で、各プロジェクトのプレゼンテーションが行われ、100人以上の国際審査員によって審査される。各カテゴリーの勝者は、イベント最終日に「2021年 ワールド・ビルディング・オブ・ザ・イヤー」「2021年 フューチャー・プロジェクト・オブ・ザ・イヤー」「2021年 インテリア・オブ・ザ・イヤー」「2021年 ランドスケープ・オブ・ザ・イヤー」の座をかけて戦う。

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FDNY Rescue Company 2 by Studio Gang Architects, Photo credit: World Architecture Festival

我々は、今回の応募作品の量と質の両方に大変満足しています。今までのなかで、最も競争の激しいアワードになることは間違いありません。ショートリストに選出された建築家たちとリスボンで会えるのを楽しみにしています。

WAFプログラム・ディレクター ポール・フィンチ

完成建築の「2021年 ワールド・ビルディング・オブ・ザ・イヤー」は、"スーパー審査員"によって選出される。"スーパー審査員"には、ジャンヌ・ガン(スタジオ・ガン創設者兼パートナー)、アブデルカデル・ダマニ(FRACセンター・ヴァル・ド・ロワール|オルレアン建築ビエンナーレの芸術ディレクター)、キム・ハーフォース・ニールセン(3XNアーキテクツの共同創設者兼代表者)、クリスティーナ・ザイラーン(スタジオ・ザイラーン代表)など、錚々たる顔ぶれで構成されている。

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Cote Rocheuse Winery by Severin Proekt, Photo credit: World Architecture Festival

完成ランドスケープの「2021年 ランドスケープ・オブ・ザ・イヤー」を選出する"スーパー審査員"には、ロバート・シェーファー(ランドスケープアーキテクト兼ジャーナリスト)、リリー・ジェンクス(リリージェンクス・スタジオ創設者)、トッド・ロングスタッフ・ゴーワン(ランドスケープアーキテクト、歴史家、作家、コレクター、トッドロングスタッフゴーワン・ランドスケープ代表)などが名を連ねている。

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Windward House by Alison Brooks Architects, Photo credit: World Architecture Festival

ワールド・アーキテクチャー・フェスティバル(WAF)について

ワールド・アーキテクチャー・フェスティバルとインサイド・ワールド・フェスティバル・オブ・インテリアは、2021年12月1日から3日の期間、ポルトガルのリスボンにあるFILエギシビションセンターにて開催される。ここで、世界中の建築コミュニティが一堂に会し、交流し、刺激を与え合い、学びを得ることができる。WAFは、毎年開催される、世界最大級の国際的な建築ライブイベント。この期間中に行われる建築アワードプログラムも世界最大規模のアワードイベントとなる。業界の最高レベルの顔ぶれが揃う審査委員の前で、ライブで行われるプレゼンテーションなどを通して、優れた建築やランドスケープを顕彰する。

2021年 WAF概要
  • テーマ「都市のリセット:緑化、健康、アーバニズム」に沿った会議プログラム
  • 全エントリー作品の電子ギャラリー
  • 展示エリア
  • ファイナリスト作品のライブ審査
  • パートナー関連イベントを含む交流イベント
  • 受賞者参加の夕食会

インサイド・ワールド・フェスティバル・オブ・インテリアは、独自のアワードや会議内容で、WAFと並行して行われる。当イベントは、The Architectural ReviewとThe Architects' Journalの出版元であるEMAPが運営している。

WAFスポンサーは、当イベントの創設パートナーである、水回り製品のリーディングカンパニーGROHと、ヘッドライン・パートナーであるテクノロジー企業ABBと家電メーカーのMiele

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Carolina Panthers Training Facility by Populous, Photo credit: World Architecture Festival


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