新時代の複合施設の在り方を提案する小規模複合施設「CABO」が代々木上原にオープン

代々木上原駅前の小規模複合施設「CABO」が、2023年6月に開業する。文化とビジネスの交差領域で様々な探求と実践を行う301が全体ブランディングとコミュニティ形成に関わり、事業主の加和太建設とプロフィッツと共に立ち上げた本プロジェクトでは、街に住む人や働く人たちの職・住・遊の距離が近く、これからの都市部における街の創造的発展の鍵となる”ネイバーフッドカルチャー”が根付く代々木上原で、そうした価値観やライフスタイルに即した新しい複合施設の在り方を探求・実践していくことを目指していく。adf-web-magazine-small-coplex-cabo-yoyogiuehara-1

名称「CABO」の由来

「CABO」という施設名は、「結合(co)と発散(ab)の循環」を意味している。場を通して生まれる”つながり”が外へと波及していく力となり、またそこに新たな人を惹き付けていく。そうした”関係の循環”こそ、都市という存在が時代を超えて持ち続ける普遍的な魅力であり、その実践こそCABOの存在意義である。adf-web-magazine-small-coplex-cabo-yoyogiuehara-5

職・住・遊が融合したミクストユースの実現へ

職・住・遊の融合を基本コンセプトとする同施設は、グランドレベル(1F)には飲食店やショップが入り、その上階(2F〜5F)は、さまざまな用途を選択できるオフィス区画とミニマルなライフスタイルに適応したレジデンス区画が混ざったミクストユースのフロア構成となっている。adf-web-magazine-small-coplex-cabo-yoyogiuehara-2

建物の顔となる区画には、日々の生活に寄り添う上質なコーヒーやカクテル、食事や会話を代々木上原の地で提供してきた「No.」が、新たにブックストアを併設して完全移転、リニューアルオープンする。301が運営する『No.』は、「生活空間」としてのCafe&Barと「仕事空間」としてのデザインオフィスが融合した場であり、日々出入りする『CABO』内外の様々な人々の営みから得るリアルな知見を、『CABO』全体の事業運営に還元していく。adf-web-magazine-small-coplex-cabo-yoyogiuehara-4

グランドレベルの奥の区画には、日本のレストランシーンに新たなスタイルを提案し話題となった目黒の人気レストラン「kabi」と兜町の姉妹店「caveman」から独立するチームによる気鋭のレストラン&ワインバー「ukiyo」が出店。「No.」と「ukiyo」の内装設計は、目黒「kabi」や幡ヶ谷「flow」などカルチャーシーンを牽引する数々の人気店の設計を手掛け、かつ代々木上原に事務所を構えるMILESTONEが担当している。つながりやローカリティを踏まえたチーム編成で、施設のグランドレベルの風景をデザインしている。adf-web-magazine-small-coplex-cabo-yoyogiuehara-3

代々木上原のネイバーフッドコミュニティを促進

コミュニティを軸とした施設開発や自社事業を実践し、かつ代々木上原の街で飲食店「No.」を営んできた経験を持つ301が参画することで、街と建物の関係をつなぎ、施設全体での人と人の関係をつなぎ、代々木上原のネイバーフッドコミュニテの発展に貢献していく。また、「No.」が建物全体のハブとなることで、メンバーズカードの発行などによる入居者限定のメリット創出など、301自社事業での経験を発展させたコミュニティ形成のための独自の手法を導入していく予定だ。

オフィス&レジデンス入居募集

建物の2階以上には、生活と仕事が溶け合う人たちのオフィスとレジデンスがミックスして入っている。住居としてはミニマル でシンプルな空間を中心に、オフィスとしては数名用のスモールサイズから20〜30名規模のサイズまでフレキシブルに。 オープンに向けてCABOへの入居希望者を募集している。

「CABO」施設概要

開業時期2023年6月(予定)
所在地東京都渋谷区上原一丁目32番3号 
構造鉄筋コンクリート造 地上5階建
延床面積 1,153.14㎡
ウェブサイトhttps://cabo-uehara.jp/