ARCHITECTURAL DESIGN Infrastructure部門でWinnerを受賞

ホシノアーキテクツは国際的な建築アワード「Architecture MasterPrize 2025」において、マスターデザインアーキテクトとして参画した人道橋「黎明小橋（れいめいこばし）」が、“ARCHITECTURAL DESIGN Infrastructure”部門でWinnerを受賞したことを発表した。Architecture MasterPrize（AMP）は、建築・ランドスケープ・インテリア・建築プロダクト・建築写真の分野において、優れたデザインを評価・顕彰する国際的なアワードである。2025年は世界72か国から応募があり、多様なジャンルの作品が審査対象となった中で、「黎明小橋」はインフラ分野におけるデザイン性が特に高く評価され、受賞に至った。

ホシノアーキテクツは2024年にも同アワードのHigh Rise Buildings部門での受賞歴があり、今回で2年連続の受賞となる。

人道橋「黎明小橋」

「黎明小橋」は東京都中央区の勝どき駅と晴海三丁目を結ぶ歩行者専用橋である。2024年3月25日に開通し、朝潮運河をまたいで「GRAND MARINA TOKYO」と呼ばれる水辺と緑地の広がる都市空間と接続している。本橋は水面に浮かぶような白い部材を連ねた構成で、やわらかな波のようなデザインを特徴としている。三次元的に変化するフォルムは、渡る人に動きのある空間体験をもたらし、水面に映る姿が複数の波の重なりのように見えるよう設計されている。

プロジェクト概要

• 橋名：黎明小橋（れいめいこばし）
• 所在地：東京都
• マスターデザインアーキテクト：ホシノアーキテクツ
• リードアーキテクト：星野裕明
• デザインチーム：清水建設／岡安泉照明設計事務所
• クライアント：勝どき東地区市街地再開発組合
• プロジェクトページ

Architecture MasterPrize

Architecture MasterPrize（AMP）は、建築・ランドスケープ・インテリア・建築プロダクト・建築写真の分野で、国際的に優れたデザインを評価・顕彰する建築アワードである。受賞作品は、建築分野の専門家や業界を代表する審査員によって選出され、質の高いデザインと革新性を国内外へ広く発信する機会が提供される。受賞者にはトロフィーが授与され、国際的な広報支援が行われる。

ホシノアーキテクツ

ホシノアーキテクツは、「人に愛される街・空間・体験をデザインする」ことを理念とする建築都市設計事務所である。代表の星野裕明のもと、国際的な建築家・デザイナーが集い、東京を拠点にグローバルに活動を展開している。街の歴史や文化、風土に対する読み取りを重視し、空間デザインを通してその土地に生きる人々の記憶を未来へつなぐことを目指している。これまでにグッドデザイン・アワードをはじめ、Architecture MasterPrizeなどの国内外の建築アワードを受賞している。