新社屋のための新ワークプレイス戦略

カナダのルメイ社ボンデュエル社の本社移転に協力し、彼らのワークプレイス戦略の大きな一歩を共にした。ルメイのデザイナーは新本社はさまざまなワークスタイルに対応し、これまで地理的に分散していたチーム間のサイロを壊してシナジーを生み出すことで、社員がパフォーマンスを向上できる場所となるようチームのビジョンを実現させた。

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Photo credit: Claude-Simon Langlois

さまざまなワークスタイルに適した空間は、自然素材や豊富な植物、最適化された換気システムなど、バイオフィリックなデザイン要素が取り入れられている。このプロジェクトは人と人が表現するニーズを中心にデザインされている。REMに近いことから名付けられたステーションBは、植物の生命に根ざしたアイデンティティを持つ企業を反映しており、樹木とその相互接続システムにインスパイアされたステーションBは1階のカフェテリアにそのルーツを見いだし、活気と交流で自然に盛り上がる場所となった。この場所は青々とした植物に覆われた開放的な階段を通り、各階のガラスで仕切られた温室を思わせる分岐したプライベートなワークスペースへと伸びている。

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Photo credit: Claude-Simon Langlois

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Photo credit: Claude-Simon Langlois

会社の移転に伴い、ボンデュエル社のチームはワークプレイス戦略の新しいアプローチ開発に参加する機会を得た。サンドラ・ニールが率いるボンデュエル社の新しいワークスペースは様々な場所をカバーする包括的なワーク環境で、社員は個人のニーズや好みに合わせて最適なタイプのスペースを選択することができる。この革新的なワークプレイスは従業員と顧客の体験を重視し、一日を通してアクティブな動きを推奨することで身体の健康とウェルネスを促進している。インテリアデザインチームはクリエイティブで参加型のワークショップを通じて、新しい市場の現実と会社の野心に適応したコンセプトを開発した。

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Photo credit: Claude-Simon Langlois

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Photo credit: Claude-Simon Langlois

1853年に植物由来の製品への移行を促す目的で設立されたボンデュエル社は、これまでモントリオール、サン=ドニ、サン=セゼールなど複数のオフィスに社員が分散していた。ステーションBでは全従業員がひとつ屋根の下に集い、人間中心で考え抜かれたワークプレイスデザイン戦略によって従業員にとって刺激的で健康的な環境を作り出すことができる優れた事例となっている。

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Photo credit: Claude-Simon Langlois

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Photo credit: Claude-Simon Langlois

ルメイ社について

1957年の設立以来、ルメイはユーザーを魅了し、人々を結びつける空間を創造する新しい方法を考え続けている。450人以上の建築家、デザイナー、業界リーダー、変革者がそれぞれの自宅の庭や世界中のコミュニティでイノベーションを育むためにたゆまぬ努力を続けている。学際的な創造性に触発されて強化された同社はより良い未来を形作る持続可能なソリューションに向けてチームを導くために、独自のNet Positive™アプローチも開発。ルメイは人間の体験を中心に据え、共感をもってデザインし、成長するための空間を創造することに努めている。