「OPEN HOUSE OSAKA 2022」にて大阪の「生きた建築」を大公開

毎年秋の週末に、大阪の魅力ある建築を無料で公開する日本最大級の建築イベント「イケフェス大阪」が3年ぶりに帰ってくる。リアル開催となる今回の「OPEN HOUSE OSAKA 2022 生きた建築ミュージアムフェスティバル(イケフェス)大阪」は、2022年10月29日(土)から30日(日)の2日間に行われる。住之江区コスモスクエアエリアの建物群など、初参加19件を含む、全138件が公開される。長いときを刻んだ歴史的な建築から、斬新なデザインの現代建築まで、あの建築家の名作から、昭和の雰囲気を色濃く残す街場の喫茶店まで、大阪という都市の魅力を様々に物語る100を超える「生きた建築」が、一斉にその扉を開く。adf-web-magazine-open-house-osaka-2022-1

千島土地主催プログラムの紹介

船場の近代建築・芝川ビル特別公開

江戸時代から大阪の経済活動の中心として栄えてきた船場地区に建つ芝川ビルは、1927年に建てられた南米マヤ・インカの装飾が特徴的な近代建築。〈渋谷五郎(基本構造)・本間乙彦(意匠)〉。2006年に国の登録有形文化財に指定、今年2022年に竣工95周年を迎えた。周年事業として、芝川ビルの裏側に建つ築100年を超える木造建築を「HANARE」と銘打ち、レストランに再生するプロジェクトを現在進行中である。イケフェス大阪では、4階モダンテラスを公開し、恒例のイケフェスCaféをオープン。さらに、「HANARE」のリノベーション工事現場も大公開する。会場では伏見町芝川邸の歴史を紹介するパネル展示も予定している。adf-web-magazine-open-house-osaka-2022-2

4階モダンテラス・HANARE特別公開 & イケフェスCafé

日程:2022年10月29日(土)、30日(日)

会場:芝川ビル

時間:特別公開 9:00~17:00、イケフェスCafé 10:00~16:00

参加費:無料(カフェの利用は有料)※申込不要adf-web-magazine-open-house-osaka-2022-3

アートのまち北加賀屋スペシャルツアー

千島土地は、2009年より「北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ(KCV)構想」を掲げ、所有地である北加賀屋エリアを創造性あふれる魅力的なまちに変えていく試みを進めている。現在、KCV関連の拠点は40箇所を超え、約100名のアーティストやクリエイターがこのまちを活動拠点にして日々創作に取り組んでいる。

adf-web-magazine-open-house-osaka-2022-4

SSK, 撮影:増田好郎

イケフェス大阪ではプレプログラムとして、2022年10月27日(木)にスペシャルツアーを実施。2020年に開館した工場跡を再生した若手アーティスト・クリエイターのシェアスタジオSuper Studio Kitakagaya(SSK)と元家具屋でGallery complex計画を進行中のkagooを中心に案内する。ツアー後はエリア内に点在するウォールアートを巡るのがおすすめ。

adf-web-magazine-open-house-osaka-2022-5

kagoo, 撮影:増田好郎

北加賀屋スペシャルツアー

日程:2022年10月27日(木)

時間:①13:00~14:00、②15:00~16:00

案内人:木坂葵(一般財団法人おおさか創造千島財団 事務局長)

見学建物:Super Studio Kitakagaya(SSK)、kagooほか

定員:各15名 ※事前申込制

千島土地について

千島土地は、江戸時代から続く大阪の商家・芝川家により、芝川家の所有地を引き継ぐ形で明治45年に株式会社として設立。所有地の賃貸を事業の主軸としつつ、近年は航空機リース事業のほか、海外不動産や海外オルタナティブ資産への投資事業といったグローバルなビジネスも手掛ける。2000年半ば頃から、船場地区や大阪市住之江区北加賀屋で所有地や所有物件を活用したまちづくり活動に取り組み、2011年には、大阪の芸術・文化活動の支援を目的とするおおさか創造千島財団を設立。地域の活性化に向け、様々な活動を行っている。 

「OPEN HOUSE OSAKA 2022」開催概要

会期メイン期間 2022年10月29日(土)、30日(日)※プレプログラム有り
参加建物等138件(2022年9月1日時点)
参加費無料 ※事前申込制のプログラムあり、公式ホームページより申込
公式HPhttps://ikenchiku.jp/ikefes/