カナダ国定史跡のリフォードガーデンにて開催される「インターナショナル・ガーデン・フェスティバル 2023」

2023年6月23日に開催予定の「インターナショナル・ガーデン・フェスティバル 2023」に出展される庭園の募集が始まった。「Racines/Roots(ルーツ)」をテーマに、2022年11月29日(火)(EST 17:00)まで応募を受付けている。「Adaptation(適応)」をテーマに造られた25の庭園におよそ60,000人の来場者が訪れた昨夏の成功を受け、今年も伝統知識とノウハウを再評価し、新たに具現化するような作品を募集する。先人の教えを元に、文化的、経済的、環境的責務を全うできるような今や未来を、デザイナー達がどのように描くのか、期待が膨らむ。

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Photo credit: JC Lemay

デジタル時代の到来、グローバリゼーション、そしてテクノロジーの飛躍的進化により、我々の時間や物理的世界、他者との関わり方に変化が訪れている。今回のテーマは、グローバリゼーションの一部である「均一化」に抗い、マルティニーク出身の詩人・哲学者であるエドゥアール・グリッサン(1928-2011)が提唱したグローバリティの概念を内包している。在来種や地域の素材を、再利用、もしくは少ない環境負荷で利用することで本質に還り、現代的なビジョンと伝統的な手法を融合させて構築することでコミュニティとエコシステムを受け入れる。「Racines/Roots」は、現状に挑戦し、世代や規律を超越した、革新的でヒューマンスケールの環境づくりを目指す。

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Photo credit: Martin Bond

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Photo credit: JC Lemay

今回のフェスティバルでは、応募作品の中から、審査員が選んだ5つのプロジェクトが展示される。設置される場所は、フェイスティバル運営側の芸術・技術部門とデザイナーとの間で協議の上、作品を最も効果的に展示できる所に決定される。最低でも2年(夏を2回)の展示期間が予定されており、展示期間を過ぎても庭や素材を再利用、再活用できることが求められる。

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Photo credit: JC Lemay

応募資格

世界中のランドスケープアーキテクト、建築家、ビジュアルアーティスト、そして学際的チームが応募可能。特に、多分野にまたがる学際的チームの編成を推奨している。個人・団体につき1エントリーまで。多国籍/地域のメンバーで編成される団体でもよい。過去3年間(2020年、2021年、2022年)のいずれかのフェスティバルで展示されたデザイナーは参加不可。

応募締切

電子申込みの締切は、2022年11月29日(火)の17:00(EST)。締切後の申込みは受付けない。

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Photo credit: Martin Bond

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Photo credit: JC Lemay

インターナショナル・ガーデン・フェスティバルについて

インターナショナル・ガーデン・フェスティバルは、北米で最も重要なガーデンフェスティバルのひとつであり、世界的な注目度も高い。初開催の2000年より、15カ国のデザイナーによる195のガーデンが作られ、100人万以上の来場者を記録している。世界中のデザイナーが才能を披露する場であると同時に、発明と実験の場でもある。コンテンポラリーガーデンやデザイン関係者が集まる年次行事として、毎年ユニークで新しい空間を構築している。訪れた人々には、ビジュアルアートと建築、デザイン、環境、そしてランドスケープが融合した刺激的な体験を提供している。

リフォードガーデンについて

カナダ国定史跡およびケベック州遺産であるリフォード庭園は、ガスペおよびセントローレンス下流域を訪れる人は必ず立ち寄る有名な観光スポット。熱心なガーデナー及び植物コレクターだったエルシー・レフォードにより、1926年から1958年にかけて建設された、北米を代表する庭園。


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