空間との関係性を再構成しながら見る
美術作家・成田輝による個展「遠くのペラペラ」がCALM & PUNK GALLERYで2025年8月22日(金)から9月28日(日)まで開催される。本展は、2025年夏に山梨・北杜市のGASBON METABOLISMで開催された同名展の巡回展だが、新たな空間構成での再展示となる。登山時に見た眺めが、まるで平面のように見えたという自身の体験をきっかけに、空間の把握とその錯覚について問い直し続けてきた成田が、「見ること」と「存在すること」に向き合う新作レリーフの発表となっている。
新作《不在の視線》は、縦長の黒い鏡面に景色を凹凸で表現しつつ、近づいた観覧者の目には自分自身の姿が映りこむ構造になっている。 本展に向けてテキストを寄せた美術評論家・山内舞子は本作について「古代ギリシャ以来の芸術における主要命題のひとつ『実在と仮象』が2セット出現する」「そこには『鑑賞者』と『作品に映る鑑賞者の姿』、そして『作品』と『鑑賞者の網膜上で結ばれた像』という関係が立ち現れる」と表現している。
成田輝(Hikaru Narita)
1989年青森県生まれ。2013 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業、15年同大学大学院造形研究科修士課程美術専攻彫刻コース卒業。主な個展に、「'Reproduction'」(CALM & PUNK GALLERY、東京、2020) 、「huggy in piggyback」(ACME FURNITURE、東京、2019)、「smell」(TS4312、東京、2019)、「Memory and Record」(Gallery Geoje、韓国、2018)、「HOLLOW」(ANAGRA 、東京、2018)など。
成田輝展「遠くのペラペラ」開催概要
| 会期 | 2025年8月22日(金)~9月28日(日) |
| 時間 | 13:00~19:00 |
| 会場 | CALM & PUNK GALLERY |
| URL | https://calmandpunk.com/exhibition/ |

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