エイジング×セルフェアネス×ウェルビーイング。『tattva』第4号の特集は「どうやって歳とる?お手本なき世界で」

ポストコロナの世の中でどうあるべきかを常に考え続けている季刊誌『tattva』の第4号が2022年1月10日に発売される。今号は、エイジングとセルフウェアネスとウェルビーイングを掛け合わせた特集「どうやって歳をとる? お手本なき世界で」を掲載。コロナ禍で3年目を迎えた日本で、私たちが歳をとっていくにあたりどんな環境を作っていくのか?そして、どのように幸せを求めるのか。どう生きるかはどう歳をとるかで、幸せとは加齢と向き合うことでもある。adf-web-magazine-tattva-vol4-1adf-web-magazine-tattva-vol4-11

大ヒット映画アメリカンユートピアの脚本を手がけたデヴィッド・バーンのセルフインタビューや、哲学者・ビョンチョル・ハンのインタビュー、さらには市村正親インタビュー、日本型ウェルビーイングについて測定したWell-Being Reportの解説など、今回も様々な著名人が、テーマに関連した多様な視点を届ける。さらに、デヴィッド・バーンの企画ページにある線画は、バーン本人によるものである。

本号に掲載される記事の一部は、公式Instagramアカウントにて無料公開される。

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デヴィッド・バーン インタビュー

「デヴィッド・バーンによるデヴィッド・バーンへのインタビュー」

『アメリカン・ユートピア』のブロードウェイ公演を数ヶ月後に控えた2018年の初夏、デヴィッド・バーンはひとり自問していた。人間はなぜそれと知りながら悪行を行ってしまうのか。芸術には社会を変える力があるのか。アーティストにそんな力があると考えるのは思い上がりなのか。そして幸せとは、愛とは何か。御年67歳(当時)のバーンによる、大真面目なセルフ・インタビューをお届けする。

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ビョンチョル・ハン インタビュー

「疲労ウイルス なぜ私たちはこんなに疲れているのか?」

ここに掲載する記事は、ハンが2021年4月にアメリカのニュース週刊誌『ネイション(The Nation)』(オンライン版)に寄稿した記事の日本語翻訳である。コロナ禍で私たちの生活は大きく変わった。都市のロックダウン(日本では緊急事態宣言)、街中でのソーシャル・ディスタンス、仕事のホームオフィス化やオンライン会議。そのなかで、人々は、どういうわけか、とても疲れている。国際的ベストセラー『疲労社会』の著者であるハンは、このコロナ禍の疲労について、コミュニケーションの儀リチュアル式的な側面や身体的な側面に注目しながら、哲学的考察を試みる。adf-web-magazine-tattva-vol4-4

adf-web-magazine-tattva-vol4-5市村正親 インタビュー

「舞台の上で重ねた齢」

役者・市村正親がこれまで演じてきた役は100を超える。100人いれば 100通りの人生があるわけで、その一人ひとりの生と死に想いを馳せてきた。そんな市村氏も今年で 72 歳。2023年には役者生活50 周年の節目も迎える。かつてのように身体の自由は効かなくなり、メンテナンスも慎重に行う必要が多くなってきた。それでもなお舞台に立ち続ける市村に、役者という仕事を続けながら歳を重ねることについて尋ねた。

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福岡伸一 インタビュー

「ピュシスとロゴスのあいだを生きる」

『ポストコロナの生命哲学』(伊藤亜紗、藤原辰史との共著。集英社新書)で生物学者 福岡が用いた「ピュシス」と「ロゴス」というキーワードを補助線に、コロナ以降の社会のあり方を考える。 adf-web-magazine-tattva-vol4-7

マキタスポーツ×岡田育 対談

「私は鉄フライパンになりたい-中年考」

高齢化・長寿化の社会ミドルエイジにおいて見過ごされがちな中年。心地よくミドルエイジ期を過ごすためには何が必要なのか。価値観が多様化する社会で求められる新たな中年像とは。無闇に老害化しないための〈カワ活〉を実践している芸人・ミュージシャン・俳優のマキタスポーツと、エッセイ集『我は、おばさん』で〈おばさん〉をポジティブに再定義した文筆家の岡田育にきいた。adf-web-magazine-tattva-vol4-8

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刊誌「tattva(タットヴァ)」概要

発売日2022年1月10日(月)
定価2,200円(税込)
編集長花井優太
オンライン販売BOOTLEG STOREAmazon