アスファルトという素材を「異素材同士を媒介する存在」として捉える
デザイナーの小泉創による個展が愛知県岡崎市のギャラリー「MATOYA」で、2025年11月22日(土)から11月30日(日)まで開催される。本展ではアスファルトという素材の期限を見つめなおし、現代の視点で再解釈した新作家具シリーズ「As」および過去作品が展示される。
展示作品例
As
Urut(2024)
「Urut」は、ヘルシンキ在学中に訪れた教会の記憶からインスピレーションを受けてデザインされたロウソク立て。フィンランド語で「オルガン」を意味するこの作品は、ロウソク立てとそれを収納する細長いケースで構成されており、ケースの表面に映り込む炎の揺らぎや細長いパイプを伝う煙がゆっくりと上昇する様子は、空間に静寂と調和を生み、深い安らぎと静かなひとときを提供してくれる。
Polysemy(2023)
ひとつの形状から置き方を変えることで、本棚やサイドテーブルなどの様々な機能を兼ね備えるオブジェクト。Polysemy とは「多義:ひとつのことが多くの意味を持っていること」を意味している。通常人工的なものは、イスならイス、机なら机と、ひとつに対してひとつの機能を持っているが、「Polysemy」は機能を限定しないことで、空間や場面に合わせて多様な使い方をすることが可能になる。
SEVEN(2022)
テンセグリティ構造を活かした新しい構造の風鈴。一見浮遊しながら安定しているように見えるが、風などの外部からの力が働くことで、均衡を保つために揺れが発生する。この揺れを音に変換することで、空間に音色を響き渡らせ、日々の生活に癒しや彩りを与える。
小泉創個展 開催概要
| 会期 | 2025年11月22 日(土) ~11月30 日(日) |
| 時間 | 11:00~18:00 |
| 会場 | MATOYA |
| URL | https://www.matoya.net/ |

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