プロダクトデザインアワードの「コクヨデザインアワード2023」が開催。テーマは「embrace」
コクヨが主催する国際的なプロダクトデザインアワード「コクヨデザインアワード2023」の開催が決定し、2022年7月29日から作品の募集を開始する。募集テーマは「embrace」。日本語では「包摂」や「抱擁」と訳される言葉だが、相互の違いや社会が直面する課題を受け入れ、肯定することにより、人々を明るく前向きにするプロダクトデザインの提案を求める。
今回で第20回目となる「コクヨデザインアワード」は、使う人の視点で優れたデザインを広く集め、商品化を目指すコンペティションとして2002年にスタートし、これまでに「カドケシ」や「和ごむ」といったユニークな商品を世に送り出してきた。近年の、作者(受賞者)との共創から生まれた「本当の定規」「白と黒で書くノート」は、これまでにない機能とデザイン性で話題を集めた。
なお、今回はコクヨデザインアワード20周年を記念して、全応募者から学生応募者のみを対象とする「ヨコク賞(20周年特別賞)」を設ける。コクヨのパーパス「ワクワクする未来のワークとライフをヨコクする。」にちなみ、提出されたプレゼンテーションシートから「ワクワクする未来を予感させる」提案として優れた作品最大20点を選定する。
「コクヨデザインアワード2023」募集要項
テーマ
「embrace」
別々だから、共鳴できる。 真逆だから、近づける。 カオスだから、美しくなる。 でこぼこだから、一つになれる。 離れるから、拡張する。 ぶつかるから、新しくなる。
ばらばらな人々を、暮らしを、 時代を、地球を、 embraceするデザインってなんだろう。
違いは始まり、違いは進歩、 違いは未来?
募集対象
働く、学ぶ、暮らすシーンで用いる文具・家具・道具全般
募集期間
2022年7月29日(金)~10月11日(火)
審査員
- 川村 真司(Whatever チーフクリエイティブオフィサー)
- 田根 剛(Atelier Tsuyoshi Tane Architects 代表/建築家)
- 田村奈穂(デザイナー)
- 柳原 照弘(TERUHIRO YANAGIHARA STUDIO /デザイナー)
- 吉泉 聡(TAKT PROJECT代表/デザイナー)
- 黒田 英邦(コクヨ代表取締役社長)
賞および副賞
- グランプリ 1点(副賞200万円)
- 優秀賞 3点 (副賞各50万円)
- ヨコク賞(20周年特別賞)最大20点(副賞各3万円)
審査の重点ポイント
- 社会の課題に対する解決の提案が含まれること
- 人を前向きにする要素が含まれていること
- アイデアのユニークさ
- プロダクトデザインの実現性
- 商品化の可能性
審査発表
2023年3月18日(土)予定
詳しい募集要項は、2022年7月29日(金)より、コクヨのホームページで公開される。