アートギャラリー・美術館展覧会のおすすめ情報

2024年8月開催のアートギャラリー・美術館の展覧会をご紹介します。開催スケジュールのほか、展示作品などの詳細情報をお伝えします。なお、最新の開館情報については、各美術館・博物館のホームページなどご確認のうえ、ご来館ください。adf-web-magazine-recommended-exhibitions-july-1

21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3「beyond form / かたちなき野性 GUSHA GUSHA, KUSHA KUSHA」

IM MENは2021年にスタートしたメンズブランドで、三宅一生の「一枚の布」という思想を男性の視点から追求しています。本展「GUSHA GUSHA」「KUSHA KUSHA」では、有機的で無機的な存在感を持つバッグを展示。空間デザイナー吉添裕人がディレクターを務め、各作家が素材にふれ創作することで「かたちなき野性」を表現します。作品の系譜と物語を会場でご堪能ください。

東京都現代美術館「開発好明 ART IS LIVE―ひとり民主主義へようこそ」展

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画像:《ART IS LIVE》2024年 撮影:谷岡康則

東京都現代美術館では、都内美術館初となる開発好明の大規模個展を開催。開発は1990年代から、日常生活や社会現象に着目し、コミュニケーションを内包する表現活動を行ってきました。本展では、約50点の作品を通じて、「ひとり民主主義」の世界に来場者を迎え入れます。

  • 会期: 2024年8月3日から11月10日まで  
  • 会場: 東京都現代美術館 企画展示室 3F
  • 開館時間: 10:00~18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)  
  • 休館日: 月曜日(8/12、9/16、9/23、10/14、11/4は開館)、8/13、9/17、9/24、10/15、11/5  
  • 観覧料: 一般1,500円 / 大学生・専門学校生・65歳以上1,100円 / 中高生600円 / 小学生以下無料  
  • 主催: 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館  
  • 助成: 公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団  
  • URL: https://tinyurl.com/23bcdsxr

東京都現代美術館「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」

adf-web-magazine-recommended-exhibitions-july-7高橋龍太郎コレクションは、現在まで3500点を超え、質・量ともに日本の現代美術の最も重要な蓄積として知られています。本展は、1946年生まれのひとりのコレクターの目が捉えた現代日本の姿を、時代に対する批評精神あふれる作家115組の代表作とともに辿ります。

  • 会期: 2024年8月3日から11月10日まで  
  • 会場: 東京都現代美術館 企画展示室 1F/B2F  
  • 開館時間: 10:00~18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)※8月の毎金曜日は21:00まで  
  • 休館日: 月曜日(8/12、9/16、9/23、10/14、11/4は開館)、8/13、9/17、9/24、10/15、11/5  
  • 入場料: 一般2,100円 / 大学生・専門学校生・65歳以上1,350円 / 中高生840円 / 小学生以下無料  
  • 主催: 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館  
  • 特別協力: 高橋龍太郎コレクション  
  • 協力: 医療法人社団こころの会  
  • お問合せ: 050-5541-8600(ハローダイヤル)
  • URL: https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/TRC/

水戸芸術館 企画展「山下麻衣+小林直人 他者に対して、また他者と共に」

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画像:グラフィックデザイン:小池俊起

山下麻衣+小林直人のアートユニットが手がける映像作品やインスタレーションを紹介する本展では、自然や動物を含む「他者」との関係性を探求。災害やパンデミック、世界的な紛争が続く中、「他者」との新たな関係性を問い直す機会を提供します。

  • 会期: 2024年7月27日から10月6日まで  
  • 会場: 水戸芸術館現代美術ギャラリー、広場
  • 開館時間: 10:00~18:00(入場は17:30まで)  
  • 休館日: 月曜日(8月12日、9月16日、9月23日は開館)、8月13日(火)、9月17日(火)、9月24日(火)  
  • 入場料: 一般900円、団体(20名以上)700円、高校生以下/70歳以上、
  • 出品作家: 山下麻衣+小林直人  
  • URL: https://tinyurl.com/4zjkt8x3

神奈川県立近代美術館 鎌倉別館 コレクション展「ゴヤ版画『気まぐれ』『戦争の惨禍』」

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画像:フランシスコ・デ・ゴヤ 版画集『気まぐれ』 1 《扉絵(自画像)》1797–1798年 エッチング、アクアチント、ドライポイント、ビュラン、紙 神奈川県立近代美術館蔵 (前期展示)

フランシスコ・デ・ゴヤの代表作、銅版画『気まぐれ』と『戦争の惨禍』全80点を前後期に分けて展示。鋭い眼差しで人間の本質を描いたゴヤの世界観を堪能できます。

  • 会期: 2024年8月10日から10月20日まで  
  • 会場: 神奈川県立近代美術館 鎌倉別館  
  • 開館時間: 9:30~17:00(入館は16:30まで)  
  • 休館日: 月曜日(8月12日、9月16日、9月23日、10月14日を除く)  
  • 観覧料: 一般250円、20歳未満・学生150円、65歳以上100円、高校生100円  
  • URL: https://tinyurl.com/5e5zkaek

東京都写真美術館「TOPコレクション 見ることの重奏」

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奈良原 一高 〈デュシャン/大ガラス〉より 1973年 東京都写真美術館蔵 © Narahara Ikko Archives

ウジェーヌ・アジェやマン・レイなどの名作を紹介する「TOPコレクション」。14名の作家による多層的な視点で作品を鑑賞できる本展では、アメリカの写真家スコット・ハイドや中国のチェン・ウェイの新規収蔵作品も初公開されます。

  • 会期: 2024年7月18日(木)から10月6日(日)まで 
  • 会場: 東京都写真美術館
  • 開館時間: 9:30~17:30  
  • 休館日:休館日:毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)
  • 料金:一般 700(560)円/学生 560(440)円/中高生・65歳以上 350(280)円 ※( )は有料入場者20名以上の団体、当館映画鑑賞券提示者、各種カード会員割引料金
  • URL: https://tinyurl.com/2d33a2tt

山口情報芸術センター[YCAM]「Yamaguchi Seasonal 2024 坂本龍一+YCAM Forest Symphony」

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画像:坂本龍一+ YCAM《Forest Symphony》
撮影:山中慎太郎(Qsyum!)

坂本龍一+YCAMのインスタレーション作品《Forest Symphony》を展示。樹木の生体データからサウンドを生成する独創的な作品が、自然とアートの融合を体験させます。

日本橋髙島屋「田中達也展 みたてのくみたて MINIATURE LIFE MITATE MIND」

adf-web-magazine-recommended-exhibitions-july-2.jpgミニチュア写真家田中達也による展覧会。約160点のミニチュア作品が「HOME」、「FORM」、「COLOR」、「SCALE」、「MOTION」、「LIFE」、「WORLD」の7つのゾーンに分けて展示されます。すべての作品が撮影可能で、人気絵本のキャラクターやフォトスポットも多数用意されています。

  • 会期: 2024年8月1日から8月28日まで  
  • 会場: 日本橋髙島屋S.C.本館 8階ホール
  • 入場料: 一般1,200円(税込)、大学・高校生1,000円(税込)、中学生以下無料  
  • 主催: NHK財団  
  • 企画制作: 株式会社MINIATURE LIFE、株式会社CoCo  
  • アクセス: JR「東京駅」八重洲北口から徒歩5分、東京メトロ銀座線・東西線「日本橋駅」直結、都営地下鉄浅草線「日本橋駅」から徒歩4分
  • URL: https://www.takashimaya.co.jp/nihombashi/

東京都美術館「デ・キリコ展」

adf-web-magazine-recommended-exhibitions-july-520世紀を代表する巨匠、ジョルジョ・デ・キリコの大規模個展が開催。初期から晩年までの作品をテーマごとに紹介し、彼の描いた幻想的な世界を堪能できます。

  • 会期: 2024年4月27日から8月29日まで  
  • 会場: 東京都美術館
  • 休室日: 月曜日、5月7日(火)、7月9日(火)~16日(火)  
  • 開館時間: 9:30~17:30、金曜日は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)  
  • 主催: 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館、朝日新聞社  
  • URL: https://dechirico.exhibit.jp/

VAGUE KOBE「野田祐一郎個展 from to」

adf-web-magazine-recommended-exhibitions-july-11南仏アルルの独特の景色を捉えた写真家・野田祐一郎の個展。光と石灰岩が織りなす色彩の世界を、VAGUE KOBEで体感できます。

マイナビアートスクエア「苅部太郎個展 あの海に見える岩に、弓を射よ」

adf-web-magazine-recommended-exhibitions-july-10メディア技術と知覚システムに焦点を当てた苅部太郎の個展。コンセプチュアルなアプローチで、人間とテクノロジーの相互作用を探求する作品が展示されます。

ポーラ美術館「フェリックス・ゴンザレス=トレス代表作《「無題」(アメリカ #3)》新収蔵・初公開」

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画像:フェリックス・ゴンザレス=トレス《「無題」(アメリカ #3)》1992年
42個の電球、磁器ソケット、電気コード サイズ可変 ポーラ美術館 Photo : MASAYA KUDAKA

ポーラ美術館は、フェリックス・ゴンザレス=トレスによる《「無題」(アメリカ #3)》を新たに収蔵し、「ポーラ美術館コレクション選」で初公開。この作品は、電球の連なる電気コードで構成された「ライト・ストリングス」シリーズの代表作の一つで、命の儚さを象徴します。

KOTARO NUKAGA Three「井上七海個展 魚は水を知らない」

adf-web-magazine-recommended-exhibitions-july-9井上七海の個展「魚は水を知らない」では、「スフ」シリーズや新作ビーズドローイングなどが展示されます。彼女の繊細な線描の世界をぜひご覧ください。