アート×SDGs視点で公共空間の活用方法を考える社会実験事業
象の鼻テラスで「ZOU-NO-HANA FUTURESCAPE PROJECT 2021」が2021年10月2日(土)から24日(日)に開催する。8月に発表した「ハローサンリク」「アートプログラム」「サミット」に加え、公募プログラムに16組が参加。さらに「ゾウノハナ・コレクション」「ミュージック&マルシェ」の実施も行う。
FUTURESCAPE PROJECT 2021 全プログラム
ハローサンリク -東日本大震災から10年「ひかりの実」特別プログラム-
髙橋匡太が東日本大震災を契機に考案した《ひかりの実》。果物を育てるときに使われる果実袋に参加者が笑顔を描き、LED電球を詰めることで色とりどりの笑顔が夜景を彩る。東日本大震災と《ひかりの実》の誕生から10年を迎えた今年は、震災の記憶を風化させず、笑顔でいられることの尊さを分かち合うために《ハローサンリク》と題した参加交流型アートプロジェクトを実施。
アートプログラム
5組の招待作家がSDGs発想も取り入れたアートプログラムを実施。スイッチを押すとまちなかで突如始まる演劇、食を通じて社会課題に触れる屋台、光の作品と一体化したクルージングなど。
招待作家:金子未弥、スイッチ総研、中山晴奈、藤村憲之、YOKARO
公募プログラム
「ニュー(ノーマル+クリエイティブライフ)」をテーマとした公募プログラムには16組が参加。10月2日(土)、3日(日)を中心に、コロナ禍の日常と公共空間を創造的に楽しむ展示やワークショップ、トークイベントを展開。集まったアイデアは多種多様で、新しい価値観を提案するもの、コロナ禍で発展したオンラインコミュニケーションを活用したもの、ソーシャルディスタンスからヒントを得たものなどがあった。コロナ禍での発表・実演方法にも工夫を凝らしアイデアを実現。
参加アーティスト:井上幸子、河西琢磨(工作屋KOUSAKUYA)、コトノハ、さくらアリス、デンデラ 楽団、東京大学筧康明研究室、鴇田傑、中屋敷南、馬場敬一+DAN DAN DOME、ポリシーナッジデザイン+まちなかナッジプロジェクト、マーク朋子、山田素子、一般社団法 人 横濱まちづくり倶楽部、Luna crescente ルーナ クレシェンテ、Sensescape Design Lab.、YOKARO(全16組)
ゾウノハナ・コレクション
過去に象の鼻テラスで展示したアーティスト作品の中から、新しい公共空間のあり方を問いかける作品を展示する。
展示アーティスト:椿昇、リリアン・ブルジェア、アリス・クニスエ
ミュージック&マルシェ
「音が在る」イベントを提案しているアリオトの演出によるミュージックライブ、建築・ファッ ションなど多分野で活躍する川本尚毅デザインによる新作屋台を使ったマルシェを週末に開催する。
象の鼻テラスについて
2009年、横浜港発祥の地である象の鼻パーク内にアートスペースを兼ね備えたレストハウスとして作られた文化観光交流拠点。開港当時から異なる文化がここで出会ってきたように、人や文化が出会い、つながり、新たな文化を生む場所を目指し様々なアートプログラムを展開。また、アートの力をまちに開く取り組みも数多く行っており、障がいのある人とプロフェッショナルが協働しものづくりやパフォーマンスを行う「スロー レーベル」、省エネ技術とアートの力で新たな夜景を創造する「スマートイルミネーショ ン」などを開催している(委託により、スパイラル、ワコールアートセンターが運営)。
ZOU-NO-HANA FUTURESCAPE PROJECT 2021 開催概要
テーマ | ニュー(ノーマル+クリエイティブ)ライフ |
会期 | 2021年10月2日(土)~10月24日(日) |
公募プログラム期間 | 2021年10月2日(土)・3日(日) |
時間 | 10:00〜18:00(10/3(日) および 金・土は20:00まで) |
会場 | 象の鼻テラス、象の鼻パーク、日本大通り駅三塔広場、オンライン |
主催 | 象の鼻テラス |
URL | https://fsp.zounohana.jp/2021 |