写真を通して二つの場所を繋ぎ合わせる

VAGUE KOBEで写真家・野田祐一郎個展「from to」が2024年8月2日（金）から9月30日（月）まで開催される。本展は、野田自身が豊かな光と石灰岩で作られた独特の色合いが特徴的な街・南仏アルルの街を訪れる中で出会った景色を、アルルにも拠点を持つVAGUE KOBEで展示することにより、写真を通して二つの場所を繋ぎ合わせる新しい試み。

ft-001
Yuichiro Noda
2024
Lambda print
279 x 355 mm

現地の自然素材を活かして作られたVAGUE KOBEの土壁は、部屋ごとに空気を変え体験の質も変化させているが、その空間にそれらの写真が合わさることにより鑑賞者に写真とは、空間とは何かを問いかける構成となっている。

ft-002
Yuichiro Noda
2024
Lambda print
400 x 500 mm

ft-007
Yuichiro Noda
2024
Lambda print
800 x 1000 mm

野田 祐一郎

2011年より写真家として活動をスタート。2016年から2022年までロンドンでの活動を経て、現在は東京を拠点に活動している。2024年、写真集『Sequences』（Self Titled 社）を出版予定。