作家・菅木志雄の「これまでとこれから」を展望
もの派の代表的作家として国際的に活躍し、高い評価を受けている作家・菅木志雄(1944~)の2つの展覧会「菅木志雄のペーパーワーク Archives & Recent Works」「菅木志雄 1970年代を中心に」、およびシンポジウム「菅木志雄 これまでとこれから」が多摩美術大学八王子キャンパスで、2025年11月に開催される。「菅木志雄のペーパーワーク 」展は多摩美術大学創立90周年記念事業の一環としての開催となる。
多摩美術大学絵画科(現 絵画学科油画専攻)を1968年に卒業した菅は、1枚の紙も「ものであることに変わりはない」と考え、ユニークな美術思想を一貫して持ち続け、問題意識を深めながら常に新たな地平を開き続けてきたことは広く知られている。「菅木志雄のペーパーワーク」展は作家蔵の2000年代の未発表ペーパーワーク、AAC所蔵の1970年代後半から1980年代のペーパーワークなどを中心に構成される。一方、「菅木志雄 1970年代を中心に」では、多摩美術大学の研究と展示機能をもつ多面的複合施設・アートアーカイヴセンター(AAC)が所蔵するアーカイヴよりセレクトした1970年代の資料が中心に展示される。
両展覧会会期中に開催されるシンポジウム「菅木志雄 これまでとこれから」は菅による講演および在学生・教員との座談会、AAC所蔵資料の紹介などが予定されている。本イベントは専用ページより事前申込制。
多摩美術大学アートアーカイヴセンター
多摩美術大学(AAC)は、アートアーカイヴセンター多摩美術大学(東京都世田谷区、八王子市、学長:内藤廣)の附属施設で、現在、21の資料体を有し、アーカイヴの構築、公開、活用、研究を行っている。活動の成果は、シンポジウムや年報/紀要『軌跡』にて発信。また、AACの資料を活用した展覧会をアートアーカイヴセンターギャラリー(八王子キャンパス)にて定期的に開催している。
「菅木志雄のペーパーワーク Archives & Recent Works」「菅木志雄 1970年代を中心に」
| 会期 | 2025年11月8日(土)~11月29日(土) ※休館日:日曜日、11月22日(土) |
| 時間 | 10:00~17:00 |
| 会場・URL | 「菅木志雄のペーパーワーク」:アートテークギャラリー 「菅木志雄 1970年代を中心に」:アートアーカイヴセンターギャラリー |
シンポジウム「菅木志雄 これまでとこれから」
| 日時 | 2025年11月15日(土)13:30~16:00(開場:13:00) |
| 会場 | 多摩美術大学八王子キャンパス レクチャーAホール |
| URL | https://tinyurl.com/yhdamfbw |

日本語
English




