TAJIMI CUSTOM TILES TOKYO 2020 開催

日本の一大タイル産地の多治見で立ち上がった新ブランド、TAJIMI CUSTOM TILESブランドのグローバルローンチイベント、「TAJIMI CUSTOM TILES TOKYO 2020」が、世界的に活躍するデザイナー、マックス・ラム(イギリス)とイ・カンホ(韓国)を迎え、2020年10月31日(土) から 11月3日(火)まで開催される。

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今回の展示されるのは、デザイナー、マックス・ラム(イギリス)とイ・カンホ(韓国)によるTAJIMI CUSTOM TILESを使用した実験的なインスタレーション作品。両デザイナーは、2018年の多治見滞在中のリサーチやメーカー訪問から得た素材や特性への理解を通して表現。 多治見のものづくりの特徴は、1300 年にわたり続く焼き物の伝統と歴史の中で生まれ、伝承されてきた数々の技。TAJIMI CUSTOM TILESが世界へ発信する、1300 年分の知恵と未来に向けた挑戦がここで垣間見れる。

WORKING TILE by Max Lamb

多治見が持つ独自のタイル製造システムをベースに、TAJIMI CUSTOM TILES が実現すべきものとは何だろうか。この問いを繰り返すなかで辿り着いた、多様な形状をした3Dのタイルの製作。立体的なタイルをパズルのように組み合わせることで生まれる、チェア、ローテーブル、ベンチ、フラワーベース、パーティションといった、さまざまなバリエーションのアイテム。土の魅力を最大限に引き出すべく素材を選び抜き、同時に日本の伝統的なタイルに見られる静かで深い奥行きを持つ色味を現代に蘇らせようと、特殊な釉薬を使用。ボリュームのある立体的な形は、鋳込成形により実現。計11点展示。adf-web-magazine-tajimi-max-3adf-web-magazine-tajimi-max-2

Max Lamb ( マックス・ラム)

1980 年イギリス生まれ。田園地帯が広がるコーンウォールで、自然と戯れながら好奇心旺盛な少年時代を過す。ノーサン · ブリア大学で立体デザインを専攻後、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートに進学し、プロダクトデザインを学ぶ。2008 年独立。デザイナーとして活躍する一方で、素材に対する確かな知識と、卓越した造形力とものづくりの技を生かし、自らの手で数々のプロダクトを作り上げている。母校のロイヤル・カレッジ・オブ・アートで教鞭を執るかたわら、世界中のギャラリーや美術館で個展を開催、世界各国の企業とのコラボレーションを行なっている。adf-web-magazine-tajimi-max

TIDE by Kwangho Lee

多治見特有の押出成形技術に着目したイ・カンホは、異なる長さの成形を可能にするループをかたどったモジュールをデザインすることにより、多様な機能を提案。モジュールは縦横の両方向に重ね合わせることができ、組み合わせ次第で壁やベンチなど、さまざまな展開が可能。モジュールを一列に並べると手で描いたようなループ模様が連続して見え、まるでニット生地にも似た豊かな表情が現れる。「ニット」はイ・カンホにとって創作の重要なテーマでもあり、異なる素材、スケールの作品をこれまでにも多く手がけている。本プロジェクトでは、初めは非常に柔らかく、製造の過程で次第に固さを増していく土の素性をデザインで表現している。計7点展示。adf-web-magazine-tajimi-kwangho-3adf-web-magazine-tajimi-kwangho-4

Kwangho Lee( イ・カンホ)

1981 年韓国生まれ。金属工芸とデザインを学びソウルにデザインスタジオを設立。身の回りの素材でさまざまな日用品をつくっていた農業家の祖父の影響を受け、幼少期から自らの手でものを作ることに熱中したことが、作風の原点となる。。何気ない景色に潜むかすかな事象の発見、再検証、再解釈を繰り返すなかで、素材の特性や接合方法などを見極め、そこから新しい可能性を持つ日常のデザインを見出している。世界各国で個展を開催する一方、グループ展や国際展などにも参加。作品はモントリオール美術館、サンフランシスコ近代美術館のパーマネントコレクション入りを果たしている。adf-web-magazine-kwangho

「TAJIMI CUSTOM TILES TOKYO 2020」開催概要

会期2020 年 10 月 31 日(土) - 11 月 3 日(火)
時間10:00 – 20:00(最終日は 16:00 まで)
会場Mahal  東京都渋谷区神宮前 5-12-1
URLhttps://tajimicustomtiles.jp/ja/