現代アートの巨匠が探求した60年とは
銀座 蔦屋書店では、東京国立近代美術館「ゲルハルト・リヒター展」の開催 と『美術手帖』7月号「特集 ゲルハルト・リヒター」刊行を記念し、2022年7月6日(水)にトークイベントを開催する。ゲストに東京国立近代美術館主任研究員の桝田倫広、ドイツ文学研究の西野路代を招き、『美術手帖』の総編集長・岩渕貞哉とクロストークを展開する。
概要
ゲルハルト・リヒターは、現代美術を語る上で最も重要なアーティストの一人。1932年東部ドイツに生まれ、61年に西ドイツへ移住。デュッセルドルフ芸術アカデミーへ入学後はジグマー・ポルケなどと友情を築き、資本主義リアリズム運動のなかで独自の表現を発表。その後、イメージの成立条件を問い直す作品制作を通じて世界で評価されるようになり、テート・モダンなど世界の主要美術館で個展を開催してきた。今回のトークイベントでは、日本では16年ぶりとなる大規模個展の開催秘話や、『美術手帖』7月号でもフォーカスされている、リヒター作品の最高峰ともいえる《ビルケナウ》の秘密が紐解かれる。申し込みは銀座蔦屋書店のWEBサイト内から可能となっている。
東京国立近代美術館で開催中の「ゲルハルト・リヒター展」では、大作《ビルケナウ》のほか、初期のフォト・ペインティングから最新作のドローイングまで、リヒターが手がけてきた多岐にわたる作品が紹介されている。本展覧会に合わせて、銀座蔦屋書店では2022年6月7日から7月15日まで関連フェアも開催されている。期間中、公式展覧会図録や『美術手帖』7月号をはじめ、リヒターの画業を振り返る作品集や関連書籍、公式グッズが販売される。
ゲルハルト・リヒター (Gerhard Richter)
1932 年、ドイツ東部、ドレスデン生まれ。ベルリンの壁が作られる直前、1961 年に西ドイツへ移住し、デュッセルドルフ芸術アカデミーで学ぶ。コンラート・フィッシャーやジグマー・ポルケらと「資本主義リアリズム」と呼ばれる運動を展開し、そのなかで独自の表現を発表し、徐々にその名が知られるように。その後、イメージの成立条件を問い直す、多岐にわたる作品を通じて、ドイツ国内のみならず、世界で評価されるようになる。世界の名だたる美術館で個展を開催現し、現代最も重要な画家としての地位を不動のものとしている。
トークイベント開催概要
日時 | 2022年7月6日(水)19時30分~21時 |
会場 | 銀座 蔦屋書店 BOOK EVENT SPACE、オンライン |
会場定員 | 60名 |