貴重な浮世絵を家具選びのように購入できる

「UKIYOE JAPAN ARTの特別展示販売会」がB&B Italia Tokyoで2024年2月1日（木）から6日（火）まで開催される。伊藤若冲の掛軸をはじめ、歌川広重、歌川国芳、喜多川歌麿などの浮世絵19点が、家具選びと同様の感覚・価格帯で購入できる貴重な機会となる。

歌川 國芳　水滸伝豪傑百八人之一人

浮世絵が表現する「今」

浮世絵の題材は極めて多種に及ぶが、美人画、役者絵、名所絵など、当時の庶民の「今」を反映している。浮世とは彼岸ならぬ、現世。過去でも未来でもない「今」であり、幕府から悪所とされた遊里や芝居町などで繰り広げられた庶民の流行が中心題材とされた。芸術文化を担っていたのは特権階級・支配階級だったが、江戸時代は日本の歴史上初めて、町人が文化の担い手となり、これは正にアートのイノベーションと呼べるものだった。

安藤（歌川）広重　東海道五十三次ノ内 蒲原

芳年　藤原保昌月花弄笛図

若冲・広重がインテリアショップで買える

今回販売の浮世絵は全て、日本美術のあるモダンライフスタイルを提案するCREATIVE DESIGN OFFICEの鬼澤孝史監修による額装での展示販売となる。海外でも人気のある美しい極彩色の浮世絵に合わせた額装は、インテリアとしてすぐに部屋に飾ることができる。

希少価値の高い若冲による肉筆の水墨画は、日本から海外に流出することなく国内の一部の美術愛好家内で売買され、300年もの間受け継がれてきたもの。今回、老舗古美術店オーナーの特別協力を得て、浮世絵19点、掛け軸4点が揃っての販売となる。