インスタレーションを通した彫刻的音の探求

CONTRASTウォルフガング・ギルによる日本初個展「Sonic Geometries」が2024年3月16日(土)から3月31日(日)まで開催される。ウォルフガング・ギルは新潟県十日町市を拠点に活動するベネズエラ出身アメリカ人アーティストで、今回日本初の個展となる。カーブやエッジ、幾何学といった変容性のある素材を音として用い、場所や空間全体を作品として体験させるインスタレーションを通して彫刻的な音を探求する。adf-web-magazine-sonic-geometries-4

本展では2022年ニューアーク美術館で発表した音響彫刻作品に加え、新作2点と再構築したサウンドインスタレーションを紹介する。音響彫刻を制作するにあたり、音は非常に重要な役割を担っているが、どのように音が奏でられるか予測する事は難しく、オブジェを通してさまざまな音を再生し、目に見えるものと耳に聞こえるものとの関係を観察することでオブジェの共鳴の特質を探求する。この長いプロセスを経てオブジェ自体にユニークな音のセットを生み出し、オブジェの言語を定義する。本展制作にあたり、音響体験を洗練させ機能性を合理化する為、3ヶ月にわたり十日町のスタジオで作品から壁、配線、オートメーションを含んだモックアップを入念に準備し、十日町から東京に輸送された。展覧会終了後は十日町で設営中のミュージアム「Honk-Tweet」に同じ壁を再利用し、自身の常設展示を行う他、コーヒーショップを併設し、ワークショップや教育プログラムを開催するコミュニティのハブとしても機能する予定。adf-web-magazine-sonic-geometries-1

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「Sonic Geometries」開催概要

会期3月16日(土)から3月31日(日)まで
入場無料
会場CONTRAST
URLhttp://contrast-tokyo.com/