写真の魅力を伝える多彩なプログラム
2025年4月12日(土)から5月11日(日)まで開催中の「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。本写真祭のサテライトイベントも京都市内各所で開催される。公募型フォトフェスティバルとして13回目を迎える「KG+」でファイナリストに選出された10組の写真家による「KG+ SELECT 2025」、今年4回目を迎える「KG+ PHOTOBOOK FAIR」、そして新たにスタートする専門家による連続レクチャー「KG+ ACADEMY」など、150以上の展覧会、トークなど多彩なプログラムが予定されている。
「KG+ SELECT 2025」
「KG+SELECT」は、キャリアや世代を問わず世界中から集まったエントリーの中から、国際的に活躍する審査員により選出された10組のファイナリストによるコンペティション型展覧会。今年は5ヵ国10名のアーティストがファイナリストに選出された。
- 西岡 潔|Kiyoshi Nishioka(日本) 《際| In the Twilight of Life: Or Shall We Be Reborn?》
- 牟禮朱美| Akemi Mure(日本) 《さなぎの中はだれも知らない》
- ヴィノッド・ヴェンカパリ|Vinod Venkapalli(インド) 《In absentia》
- 奥田正治| Masaharu Okuda(日本) 《Dig A Hole》
- 何兆南(サウス・ホー・シウナム)|South HO Siu-Nam(香港) 《Work naming has yet to succeed》
- 時津 剛| Takeshi Tokitsu(日本) 《BEHIND THE BLUE》
「KG+ SELECT 2025」開催概要
会期 | 2025年4月12日(土)~5月11日(日)※月曜休み |
時間 | 11:00~18:30(最終入場18:00) |
会場 | 堀川御池ギャラリー |
料金 | 無料 |
URL | https://tinyurl.com/3ry75jf5 |
「KG+ PHOTOBOOK FAIR」
青幻舎、ふげん社、POST、BOOK AND SONS、PGI+TinRoofPress、HOPPER & FUCHS、te editions、same dust、FF Seoul、crevasse、LibroArte、赤々舎などの他、韓国や中国、ベルギー、アメリカからも参加が決まり、国内外のユニークな出版社や書店35組の出展者が揃う。各出展者による独創的な本に加え、KG+とKYOTOGRAPHIEの記念書籍やKYOTOGRAPHIE 2025参加アーティストの写真集など、幅広く並ぶ。会場となる1984年に建てられた安藤忠雄建築、TIME’ S(木屋町三条)では、KYOTOGRAPHIE 2025出展作家 Martin Parr 、吉田多麻希の各展覧会を楽しめる。
「KYOTOGRAPHIE & KG+ PHOTOBOOK FAIR 2025」概要
会期 | 2025年4月25日(金)~4月27日(日) |
時間 | 11:00~18:00 |
会場 | TIME’S 3F |
料金 | 無料 |
URL | https://tinyurl.com/4e6r9cm4 |
「KG+ ACADEMY」
「KG+」は写真表現を軸としたプラットフォームという側面も持ち、会期中、ワークショップ、アーティストトーク、アカデミー、ツアーなど展覧会以外の市民参加型のプログラムがおよそ40ほど行われる。なかでも新設のアカデミーは専門家による「写真+ PLUS」をテーマにしたレクチャー。学び、見て、考える、を巡ることができるフェスティバルならではの学びの場を創出する。講師は小原一真(写真家)、タカザワケンジ(写真評論家)、中澤有基(KG+プログラムディレクター)、堀井ヒロツグ(写真家)・成田舞(写真家)、小林美香(写真研究者)、北桂樹(現代写真研究者)、きりとりめでる(美術評論家)など。
「KG+ ACADEMY」概要
会期 | 2025年4月19日(土)~5月6日(火・祝) 12:00~16:30 |
会場 | TIME’S |
料金 | 有料(チケット制)、詳細は公式サイトへ |
URL | https://tinyurl.com/h75hhyyh |