常態化する非常事態の日々を見つめ、明日を生きる希望を探る
特別展「非常の常」が国立国際美術館で2025年6月28 日(土)から10月5日(日)まで開催される。自然災害やクーデターなどにより住居を失い移住を余儀なくされる、または未知のウイルスにより生命を脅かされる、それによる政治的混乱や人間関係の分断など、日常の喪失は今なお日々の暮らしに影を落としている。そのような時代に私たちはどのようにいきることができるのか。本展では8名の作家の表現を通じて明日を生きる希望を探る。
出品作家と作品例
シプリアン・ガイヤール(1980年生まれ、ドイツ/フランス拠点)Cyprien Gaillard

シプリアン・ガイヤール《Artefacts》2011 年 フィルム(HD から35 ミリフィルムに変換)、サウンド、ループ 国立国際美術館蔵 ©Cyprien Gaillard Courtesy the artist and Sprüth Magers
潘逸舟(1987年生まれ、日本拠点)Ishu Han
クゥワイ・サムナン(1982年生まれ、カンボジア拠点)Khvay Samnang
キム・アヨン(1979年生まれ、韓国拠点)Ayoung Kim

キム・アヨン《デリバリー・ダンサーズ・スフィア》2022 年 シングルチャンネル・ヴィデオ(フルHD、カラー、サウンド) 国立国際美術館蔵 ©Ayoung Kim Courtesy the artist
リー・キット(1978年生まれ、台湾拠点)Lee Kit

リー・キット《Tearing the world apart, yet achieving absolutely nothing.》2025年 Courtesy of the artist / Lee Kit
高橋喜代史(1974年生まれ、日本拠点)Kiyoshi Takahashi

高橋喜代史《POSTER》2018 年 タグチアートコレクション/タグチ現代芸術基金蔵 シングルチャンネル・ヴィデオ(カラー、サウンド)、ポスター ©Kiyoshi Takahashi Courtesy the artist
米田知子(1965年生まれ、イギリス拠点)Tomoko Yoneda
袁廣鳴(ユェン・グァンミン)(1965年生まれ、台湾拠点)Yuan Goang-Ming

袁廣鳴(ユェン・グァンミン)《日常戦争》2024 年 シングルチャンネル・ヴィデオ(カラー、サウンド) 国立国際美術館蔵 ©Yuan Goang-Ming Courtesy the artist and TKG+
特別展「非常の常」開催概要
会期 | 2025年6月28 日(土)~10月5日(日) |
時間 | 10:00~17:00、金曜土曜は20:00まで |
会場 | 国立国際美術館 |
休館日 | 月曜日(ただし7月21日、8月11日、9月15日は開館)、7月22日、8月12日、9月16日 |
URL | https://tinyurl.com/yvbts4x2 |