「都市のメタモルフォーゼ」概要
金沢21世紀美術館は「アペルト」シリーズの一環として、久野彩子の「都市のメタルモルフォーゼ」を2019年9月23日(月)まで開催中。「アペルト」は、若手作家を中心に個展形式で紹介する展覧会のシリーズ。
久野彩子は、ロストワックス鋳造技法を用いて作品を制作。ロストワックスとは、ロウで作った精密なカタチを鋳物に置き換える手法で、彼女の作品は硬質で重厚な金属の質感と共に、細部にまで技巧を凝らした表現も併せ持つ。本展では、金属と向かい合い、鋳造と対話するように真摯な態度で制作する彼女の作品群を紹介する。「都市」をテーマに、様態を変えながら増殖し、構築されていく都市のうごめく姿を想起させるものとして、堅牢な金属に施された高密度の造形美を展観する。
久野彩子
1983年東京都生まれ。
2008年武蔵野美術大学工芸工業デザイン科金工専攻卒業、
2010年東京芸術大学大学院美術研究科工芸専攻(鋳金)修士課程修了。
現在東京在住。主な展覧会に「SICF15」(スパイラルホール、東京/2014年)、「侵蝕」3331 GALLERY、東京/2015年)、「第9回佐野ルネッサンス鋳金展」(佐野市文化会館、栃木/2017年)、「第3回金沢・世界工芸トリエンナーレ」(金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA / 2017年) 、平成30年度特別展「金属工芸」(金沢市立安江金箔工芸館/2018年)など。主な受賞に2017金沢・世界工芸コンペティション入選(2017年)、第9回佐野ルネッサンス鋳金展奨励賞(2017年)、SHIBUYA AWARDS 2016大賞(2016年)、SICF15 オーディエンス賞(2014年)など。
イベント概要
展示会名 | 「都市のメタモルフォーゼ」 |
会期: | 2019年7月6日(土) - 9月23日(月・祝) |
休館日: | 月曜日(但し、7月15日、8月12日、9月16日、9月23日は開場)、7月16日(火)、9月17日(火) |
場所: | 金沢21世紀美術館 長期インスタレーションルーム |
入場料: | 無料 |