内幸町一丁目街区の日比谷U-1ビル解体工事仮囲いを装飾

江口寿史「東京彼女」アートエキシビジョンが 「内幸町一丁目街区」日比谷U-1ビル解体工事の仮囲いを2024年秋ごろまで装飾中。内幸町一丁目街区は現在都心最大級の街づくりが進んでおり、街区内にて日比谷U-1ビル地下解体工事が行われている。工事中の現場においても街のにぎわいを創出する施策として、約23mにわたるアートエキシビジョンが工事用仮囲いに掲出されている。

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アートエキシビジョンの様子

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アートエキシビジョンの様子

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アートエキシビジョン全体(原画)

工事を手がけている三井不動産は「人が主人公」を街づくりの理念に定めており、東京ミッドタウン日比谷の5周年イベントとして2023年春に開催されたイラストレーション展「東京彼女」で多くの来場者を集めたイラストレーターの江口寿史にデザインを依頼。キャッチコピーを「君のいた街。君といた街。」とし、江口が描く躍動感ある女性のイラストと日比谷周辺の写真をあわせ、過去から未来へと進化を遂げる日比谷の街の記憶と街の主人公である人の記憶をシンクロさせている。

江口寿史 プロフィール

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1956年熊本県水俣市生まれ。1977年「週刊少年ジャンプ」にて『恐るべきこどもたち』で漫画家デビュー。代表作に『すすめ‼パイレーツ』(77年)、『ストップ‼ひばりくん!』(81年)、『「エイジ」』(84年)など。斬新なポップセンスと独自の絵柄で漫画界に多大な影響を与える。80年代中盤からはイラストレーターとしても多方面で活躍。漫画連載当時のファンから、イラスト作品やCDジャケット画で知った若い世代まで、幅広い支持を集めている。1992年短編集『江口寿史の爆発ディナーショー』で第38回文藝春秋漫画賞受賞。2015年9月画集『KING OF POP』(玄光社)を出版。それにあわせてキャリア初となる巡回展『江口寿史展KING OF POP』を全国8ヶ所で開催。2018年4月女性画に焦点を当てたイラストレーション展 『彼女』を金沢21世紀美術館で開催。同展は2019年に明石、しもだて(筑西市)、2021年青森、旭川、2022年長野、盛岡、千葉を巡回し、全会場あわせて12万人を越える動員を記録した。近著に画集『step』(2018年 河出書房新社)。LPレコードサイズの大判画集『RECORD』(2020年 河出書房新社)。美人画集『彼女』(2021年 集英社インターナショナル)など。