コロナ時代を考える、隈研吾出演の動画番組配信開始
コロナ禍における政治・テクノロジー・空間設計・アート・メディア等の社会変化を紐解く、期間限定オンデマンド動画番組「STARTLINE」の配信が2020年12月1日から2021年1月19日まで行われる。番組では、建築家の隈研吾をはじめ、写真家の蜷川実花、吉村洋文大阪府知事、タレントのLiLiCo、ジャーナリストの伊藤詩織などを招き、各々のテーマでコロナ時代の社会のあり方やこれから取るべき行動について議論する。
withコロナ時代のあるべき社会はどういった社会なのか。コロナ禍をきっかけに起こりつつある良い変化を加速させ、一方で浮き彫りになった課題を解決するために、私たち一人ひとりはどういった行動をとればよいのか。特に20代30代のこれからの社会を創る若い人が、新しい社会のあり方を議論し描き、そして行動をしていくことが、いままさに必要だと考え、2020年を、新しい社会の「スタートライン」にする、そんな想いを込めて企画された当イベント。
このたび、日本財団が主催するSTARTLINEは、コロナ時代の社会を各界のフロントランナーと共に考える動画番組となっている。政治・経済・テクノロジー・教育・働き方・エンターテイメントなど多様な分野で世の中を切り開いてきたパイオニア30名以上が出演。全15セッションを通じ、これからの社会を担う若者たちにむけて、表層的な変化に囚われず変化の本質を探り、そこから見える今後の社会のあり方、取るべき行動についてメッセージを伝える。
注目セッション
隈研吾×青野慶久「『人が集まる意味』を問い直す」
コロナ禍でテレワークが進み、日々の暮らしの中で「生活する」「働く」の境界が混ざり合う今日。私たちが慣れ親しんだ「家」や「オフィス」は、その機能と役割の再定義を迫られている。本セッションでは「箱の中に多くの人を集めて働かせる現代のスタイルは、かなり異常な形態だったのかもしれない」と語る隈研吾がハード面での空間設計の視点から、そして100人100通りの働き方宣言を提唱するサイボウズ青野慶久社長が、ソフト面での働き方の視点から、これからの空間や時間の使い方について対談する。
蜷川実花×VERBAL×宇川直宏「"XR”が広げる音楽とアートの可能性」
”ソーシャルディスタンス”が日常となった今、多くの産業・ビジネスが構造変化を余儀なくされている。中でも、エンターテイメント業界は「密」や「距離」の課題をどう乗り越えるか、エンターテイメントのあり方そのものについても見直すことが求められている。本セッションでは、”XR”が広げる音楽やアートの可能性をテーマに、VRを用いた写真展にも挑戦している蜷川実花、車内から楽しめるライブイベント(「Drive-in Rave」)を開催したVERBALらが対談します。"XR”がもつ新しいエンターテイメントの可能性とは?"XR”はリアリティの概念をアップデートするのか?バーチャルはリアルに勝るのか?といった論点について議論を交わす。
「STARTLINE」概要
配信動画 | 全15セッション(有料11セッション、無料4セッション) |
配信期間 | 2020年12月1日(火)- 2021年1月19日(火) |
料金 | 1セッション300円 |
視聴方法 | 専用サイトにて購入 ※無料セッションは、特設サイトにて申込なしで視聴可 |
特設サイト | https://nf-startline.jp/ |