無印良品の思想を体感できるホテル「MUJI HOTEL GINZA」に、期間限定のアートギャラリールームが登場
滞在を通して無印良品の思想を体感できるホテル「MUJI HOTEL GINZA」は、アートギャラリーのようにしつらえた客室3室を、2021年7月10(土)から9月5日(日)の期間限定で展開する。
今回の「アートギャラリールーム」は、日々の暮らしの中でアートをもっと身近に感じてもらうことを目指した「Life in Art 」プロジェクトの展示会「Life in Art Exhibition」のひとつとして展開。
アートは人の心を動かし、アートは人の美意識をかえます。美意識がかわれば、生活の質もかわります。生活の質がかわれば、自分にとって、家族にとって、地域にとって、社会にとって、環境にとってより良い世界が訪れると考えています。
Life in Artオフィシャル ウェブサイト
今回展開するアートギャラリールームは、「リンゴ」、「オーガスト」、「ジテンシャ」の3室。テキスタイルデザイナー粟辻博によるハートアートシリーズの「リンゴ」、「オーガスト」、「ジテンシャ」のデザインをそれぞれの客室内のリネンや壁などに用いた客室となっている。
スリッパなどの客室小物も粟辻博のデザインに衣替え。今回のために限定製作したスリッパやランドリートートバッグ、コースターは持ち帰りできる。
「Life in Art Exhibition」はMUJI HOTEL GINZAが入る「無印良品 銀座」全館で開催される(2021年7月9日(金)~9月5日(日))。期間中はホテルのフロントまわりやレストランWAにもアートが登場。ビル全体でアートを楽しむことができる。
「Life in Art Exhibition」アートギャラリールーム
オーガスト(TYPE C:ダブル 1〜2名)
1点のモチーフを大胆に配置した「オーガスト」(1973年制作)を用いた部屋。室内は「マド」(1986年制作)も加え赤を基調とした構成となっている。
リンゴ(TYPE C:ダブル 1〜2名)
「リンゴ」(1978年制作)の赤いラインをアクセントに、ポップなパターン「プール」「マド」(1986年制作)のモノトーンのテキスタイルを用いている。
ジテンシャ(TYPE D:ツイン 1〜2名)
1980年前代に制作されたテキスタイルをメインに構成した客室。ベッドカバーに用いた「ジテンシャ」(1982年制作)は、豊かでソフトな色彩が当時を色濃く映している。
MUJI HOTEL GINZAでは7月9日(金)~7月31日(土)の期間、アートギャラリールームやフロント階のアート入り写真を投稿するフォトコンテスト「アートのある暮らし」をインスタグラム上で開催。入賞者には宿泊招待券などが贈られる。
粟辻博プロフィール
1929年京都西陣生まれ。画期的な表現を取り入れ日本のテキスタイルデザインを世界的レベルまで押し上げた、テキスタイルデザイン界の第一人者。日本の伝統芸術と西洋のテキスタイルデザインを組み合わせた鮮やかな色彩と大胆な構図を特徴とする。晩年はテキスタイルという枠にとわられず、建築空間の色彩計画、家具、テーブルウェアなどの、表層デザイン「サーフェースデザイン」として、幅広い活動を続けた。生涯を通してもっとも知られた仕事は、フジエテキスタイルとのコラボレーションによって生まれた一連の製品、特に「ハートアート」ブランドとして一世を風靡した作品群。また、1970年代から日本デザインコミッティーのメンバーとして名を連ね、グッドデザインに尽力した。 (1929-1995)