米国を中心に世界中の優れた建築と未来プロジェクトが最終候補に選出

「World Architecture Festival 2025」の最終候補リストが発表され、国際的に評価される建築、インテリア、そして未来プロジェクトが選出されました。開催17回目となるWAFは2025年11月12日から14日まで米国フロリダ州マイアミビーチ・コンベンションセンターで開催されます。アメリカでの開催は今回が初めてとなります。Aoyama Design Forum(ADF)は2025年大会の公式メディアパートナーとして本フェスティバルをサポートいたします。

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Wuhan Snow World by CLOU architects
Wuhan, China
Image Credit: Archexist, Shrimp Studio

ベストプロジェクト

今年のショートリストには世界各地から寄せられた780を超える応募の中から、以下のプロジェクトが選出されました。

完成建築部門:235件
  • ニューヨークの映画スタジオ
  • 2025年大阪・関西万博パビリオン など
未来プロジェクト部門:157件
  • アテネの新空港
  • チリの巨大天体望遠鏡エンクロージャー など
インテリア部門:64件
  • シンガポールの熱帯雨林ホテル
  • 中国・重慶のヌードルバー など
ランドスケープ部門:12件
  • ロンドン・カナリーワーフの公共広場
  • インド・バブアの野生動物エコパーク など

参加スタジオ

世界を代表する著名事務所から気鋭の若手まで幅広く名を連ねています。

  • ビャルケ・インゲルス・グループ(Bjarke Ingels Group)
  • フォスター・アンド・パートナーズ(Foster + Partners)
  • スタジオ・ギャング(Studio Gang)
  • グリムショウ(Grimshaw)
  • 日建設計(Nikken Sekkei)
  • マリオ・クチネッラ・アーキテクツ(Mario Cucinella Architects)
  • パーキンス&ウィル(Perkins&Will) など

応募数が多かった国は、アメリカ、中国、イギリス、オーストラリア、インド、カナダ、シンガポール、UAE、トルコ、日本が上位10カ国に入りました。

審査員

審査は37カ国から集まった164名の専門家によって構成される国際審査団によって行われます。主なには以下が含まれます。

  • マー・ヤンソン(MAD Architects 創設者)
  • アネット・フィッシャー(FA Global 創設者)
  • リチャード・マイモン(KieranTimberlake シニアプリンシパル)
  • ジョイス・オーウェンズ(Architecture Joyce Owens LLC 主宰)
  • フランツィスカ・マイゼル(Henning Larsen グローバルディレクター) など

すべてのファイナリストは会期中、各カテゴリー内でプロジェクトのプレゼンテーションを行います。最終日には、カテゴリー受賞者の中からさらに審査が行われ、「World Building of the Year」「Interior Project of the Year」など、分野別の年間最優秀賞が決定されます。特別アワードやWAFXアワードも会場内で発表される予定です。

World Architecture Festival

WAFは建築、インテリア、ランドスケープの分野において、世界最大規模のライブ審査型アワードです。建築家が自身のプロジェクトを直接プレゼンテーションし、国際的な審査団が評価を行います。基調講演、展示、建築ツアー、ネットワーキング、ワークショップ、ガラディナーなど、多彩なプログラムが展開されます。