銀座に宇宙と自然の守護神が出現
GINZA SIXで春のプロモーション「INTO THE DEEP NATURE」が2025年4月4日(金)から5月6日(火・祝)まで開催される。デジタルアーティスト・たかくらかずきの新作アート「ハイパーマン」が1Fエントランスに設置されるほか、たかくらとヤノベケンジのグッズが期間限定で販売される。また、中村圭佑率いる設計事務所、DAIKEI MILLS(ダイケイ・ミルズ)とGINZA SIXが協業したプロジェクト「A Tree(仮)」が始動する。
たかくらは仏教や神道など古今東西の神のアイコンをヒントにして独自のキャラクター曼荼羅をつくり出してきた。岡本太郎やヤノベケンジへのリスペクトをこめつつ、自然のエレメントや精霊信仰的なトーテムに特撮的な世界観を融合させ、さらにゲーム、絵文字、コンピューターなどデジタルカルチャーなどの要素をアートへと昇華させている。今回展示される作品では、東洋の自然観に共通する、地・水・火・風・空の5つのエレメントをモチーフとした画像が宇宙と自然の守護神「ハイパーマン」像を形作る多数のディスプレイからエンドレスに流れ続け、背景には十二支の動物キャラクターたちがポップでデジタルなビジュアルとして広がっている。
「A Tree(仮)」では、「一本の木が家具となり建築となる」そのプロセスを多角的に魅せていく継続的なプロジェクト。世界遺産登録にもなっている吉野山からとれる「吉野杉」に着目した本プロジェクトの第一弾として、館内レストスペースには吉野杉のファニチャーが、屋上庭園には「ROOFTOP ART PARK」ができる予定になっている。参画するDAIKEI MILLSは、様々な空間デザインを手がけるだけでなく都市に存在するVOID(遊休施設や社会的隙間)を時限的に占有し、一般へ解放する運動「SKWAT(スクワット)」の活動でも知られている。
たかくらかずき
アーティスト、1987年生まれ。東京造形大学大学院修士課程修了。ビデオゲームやピクセルアート、VR、NFT、AIなどのデジタル表現を使用し、仏教などの東洋思想による現代美術のルール書き換え、デジタルデータの新たな価値追求、キャラクターバリエーションの美学をテーマに作品を制作している。主な展示に、山梨県立美術館での個展「メカリアル」、BUGでの企画/展示「キャラクター・マトリクス」、足利市立美術館、SusHi Tech Square、NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]、台北での個展、NYやメキシコでの展示などを実施。
中村圭佑
1983年浜松市生まれ。2011年に設計事務所 「DAIKEI MILLS」を設立。2020年に社会に存在するVOID(遊休施設や社会的隙間)を時限的に占有し、一般へ解放する運動「SKWAT(スクワット)」を始動。2021年より「多摩美術大学 美術学部 建築•環境デザイン学科」の非常勤講師も勤める。DAIKEI MILLS(ダイケイ・ミルズ)は東京を拠点に活動する設計事務所。CIBONE、ISSEY MIYAKE、NOT A HOTEL、LEMAIREなどの商業空間からavex、kontakt、Takramなどのクリエイティブ企業のオフィスまで様々なプロジェクトに取り組み、人と空間の在り方について一貫してデザインの実践を通して考え続けている。

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