カナディアン・インテリア・アワード受賞歴のあるインサイド・スタジオと大手照明代理店ルミグループによる照明とデザインのコラボレーション
ケベック州最大の照明代理店であるルミグループは、モントリオールのダウンタウンにあるワン・スパンオフィスのデザイナー、インサイド・スタジオとのコラボレーションを発表した。インサイド・スタジオのユニークな視点、配列、発見はカナディアンインテリアアワードのオフィス部門でベストオブカナダアワードを受賞している。
課題
インサイド・スタジオは本社を街の中心部に移転することを依頼され、ウィンザー駅の歴史的な壮大さに目を向けた。このユニークな環境はスペース、動線、ビルサービスなどすべての条件を満たすだけでなく、ワン・スパンの新しいアイデンティティとブランド精神である「ビー・ボールド、ビー・セキュア」を視覚的に捉えるための白紙のキャンバスをデザイナーに提供した。
歴史の「大胆な」解釈
大きな窓、テラゾの床、オリジナルのレンガがむき出しになった部分などすでに装飾が施された空間はまだ本来の目的を反映しているため、インサイド・スタジオは長い解体作業を経て必要なものだけを取り出した。デザイナーはクライアントの理念をしっかりと受け止め、大胆なブランディング・コンセプトと建物のオリジナルな要素を融合させることに取り組んだ。その結果ソーホー的な要素を取り入れ全体的にエクレクティックなルック&フィールを重視し、「大胆な」色彩とモダンなガラスのフレームを適用して過去と現在を鮮やかに蘇らせた。
美観、機能、効率に光を当てる
オリジナルレンガの壁とアーチが広々としたレセプションエリアを縁取り、隣接する廊下はホワイトオークのフローリングでパープルとライラックのアクセントが効いている。スケール感を出すために大型の回転するディスクライトを選び、吊り下げ式の照明器具から吊り下げることで廊下の形と大きさを生かし、活気を与えることに成功している。ワン・スパンのオフィスでは照明が大きな役割を担い、デザイナーがあらかじめ選んだ楽しくて大胆で奇抜なものと、世界各地のメーカーを代表する照明代理店ルミグループと綿密に打ち合わせた一般的な照明の組み合わせで構成されている。
透明なコネクティビティ
メインワークスペースの中央にはテーラードソリューションのエンクローズド可動式オフィスウォール・エグゼクティブオフィスキューブを設置するなど、クリエイティブなデザイン要素も盛り込まれている。ガラス張りのフローティングオフィスを戦略的に配置し、鮮やかな色彩で縁取ることで従来はオフィスが置かれていた場所にビルの大きな窓から差し込む自然光の恩恵を受ける共用ラウンジスペースを確保した。
ルミグループについて
1995年に設立されたルミグループはケベック州最大の照明代理店で、ケベック州および世界各国の膨大な数の照明メーカーの代理店となっている。建築家やデザイナーなどの業界スペシャリストとのコラボレーションにより、プロジェクトに理想的な照明ソリューションを提供し、エンドユーザーに刺激とモチベーションを与えるために機能性と人間工学の観点から空間を創造的に変化させている。
インサイドスタジオについて
インサイドスタジオは効果的なデザインに特化したインテリアデザインスタジオで、クライアントに効果的な空間を創造するためのアイデア、戦略、ビジョンの方向性を提供している。革新性と品質へのこだわりを原動力に、クライアントが共感できる機能的で統合されたデザインを提供するために戦略的思考を重視した柔軟でカスタマイズされたソリューションを専門としている。