建築と都市の未来を探求する1年間のレジデンシープログラム
ドイツ・ケルン市の後援のもと、建築と都市開発の関係性に強い関心を持つ建築家や都市計画家を対象にした「Gottfried Böhm Scholarship」が2025年5月31日まで募集され、2025年10月1日から2026年9月30日まで実施される。この奨学金は大学院修了後の建築家に対し、創造的でビジョナリーな建築・都市計画に関する研究機会を提供するもの。選ばれた奨学生は、1年間ケルンに滞在し、都市とその周辺地域の未来を考察する。
奨学金概要
応募締切
2025年5月31日
選考プロセス
応募締切後、専門家による審査が開始され、選ばれた候補者はプロジェクト提案のプレゼンテーションに招待される。
最終選考
2025年8月末
奨学金期間
2025年10月1日から2026年9月30日まで
奨学生の活動
ケルン市での1年間のレジデンシープログラムに参加し、建築・都市計画に関する研究を行う。
支援内容
- 無料の住居と作業スペースを提供
- 毎月2,500ユーロの助成金を支給
運営・サポート
- ケルン応用科学大学の友の会「Verein der Freunde und Förderer der Technischen Hochschule Köln e.V.」が奨学金を提供・運営
- 著名な指導者が専門的なサポートを実施
- アドバイザリー委員会が奨学生の活動を随時支援
成果発表と展覧会
奨学金終了時には、ケルン市長Henriette Rekerの主催、TH KölnおよびVerein der Freunde und Förderer der Technischen Hochschule Köln e.V.の協力のもと、市庁舎で成果発表イベントが開催される。発表後、都市計画に関する研究成果は、スペイン建築アトリウムにて2週間展示される予定。
奨学金の主催団体
「Gottfried Böhm Scholarship」は、ケルン応用科学大学の友の会「Verein der Freunde und Förderer der Technischen Hochschule Köln e.V.」が、ケルン応用科学大学およびケルン市と協力して提供する奨学金プログラム。ケルン市長Henriette Rekerがその後援を務める。この友の会は1978年に設立され、科学研究の促進と資金調達を目的として活動してきた。奨学金の提供を通じて、有望な若手建築家の育成と、実践と大学との関係強化を目指している。