My MUSEUM をテーマに現代アートと記憶の関係を探る特集号
ハースト婦人画報社が発行するアートメディア『Harper’s BAZAAR art』no.5が、2026年4月20日に発売された。本号は「My MUSEUM ミュージアムはあなたの中に」をテーマに掲げ、現代アートと個人の記憶や感覚の関係に焦点を当てる内容となっている。 カバーを手がけたのはフランス出身のアーティスト マティルドドゥニーズ。絵画を切り刻み、着られる彫刻へと展開する独自の表現で知られる作家である。インタビューでは、既存のルールや技法にとらわれず、思考を手放すことで新たな表現に到達する姿勢について語っている。
身体感覚から立ち上がるアート
本号では、やなぎみわをはじめとする女性アーティストへのインタビューや、日本人作家6名による絵画特集、サーペンタインギャラリーCEO ベッティーナコレクなど、現代アートシーンを牽引する人物の言葉を収録している。また「第61回ヴェネチアビエンナーレ国際美術展」など最新のトピックも取り上げている。
注目の展覧会とアーティスト特集
国内の大型展覧会として、「テート美術館 YBA AND BEYOND 世界を変えた90s英国アート」「ロンミュエク」「杉戸洋展 えりとへり flyleaf and liner」「トニーアウスラー 技術と霊知のはざま 魔術 メディア アート」の4展を特集する。大判誌面を活かし、作品や展示風景を豊富なビジュアルで紹介する構成となっている。さらに、ファッション、映画、文学、スポーツなど多分野で活躍する人物が、自身の人生に影響を与えた作品について語る企画も収録されている。作品と記憶が交差するエピソードを通じて、個人の内面に形成される「ミュージアム」の在り方を提示する。
モチーフから読み解く絵画表現
今井麗、佐藤翠、山口幸士、松川朋奈、浅野友理子、今井俊介の6名のアーティストに対し、繰り返し描かれるモチーフについて取材を行っている。「おもちゃ」「花」「街」「手」といった題材の背後にある記憶や身体感覚、社会との関係性を掘り下げ、それぞれの制作の背景に迫る内容となっている。
女性アーティストの創造性に光を当てる
本号では“遅咲きの芸術家”と呼ばれた女性たちにも焦点を当てる。草間彌生、ルイーズブルジョワ、マーガレットオリー、エミリーカーメウングワレー、アンナメアリーロバートソンモーゼス、アイリスアプフェルらの歩みを通して、年齢にとらわれない創造性と表現の力を提示する。


『Harper’s BAZAAR art』
『Harper’s BAZAAR art』は2023年に創刊された、日本版『Harper’s BAZAAR』のアートメディアである。「ラグジュアリーファッションかけるアート」をテーマに、現代アートに特化した誌面を展開している。女性アーティストや新進気鋭の作家に焦点を当てるとともに、グローバルなアートシーンの動向を幅広く紹介する。
『Harper’s BAZAAR art no.5』書籍情報
| 発売 | 2026年4月20日 |
| 価格 | 1,800円(税込) |
| URL | https://www.harpersbazaar.com/jp |

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