世界最大級の3Dプリント陶磁器建築芸術作品
オランダの建築・デザイン事務所、スタジオRAPがドバイ海岸線に新たに誕生したラグジュアリーランドマーク「ジュメイラ・マルサ・アルアラブ」のエントランスロビーを彩る、2つの記念碑的セラミック壁を制作した。壮大なエントランス両脇に設置された双子のインスタレーションは、静謐な精密さと彫刻的なドラマ性をもって到着の瞬間を演出する。
「ブルー・ヴォヤージュ」と題されたこの作品は、近隣の湾岸のリズムに着想を得ている。うねるような造形は波の動きを想起させ、近づくほどに表面にはより複雑な模様が現れる——流れるような線と層状の隆起が、一日の光の変化と共に移ろう。特別設計のコーナータイルが縁をシームレスに覆い、空間の統一感と彫刻的な奥行きを高めている。
各壁の高さは6メートル、長さは9メートルに及ぶ。スタジオRAPは合計約900枚の特注セラミックタイルを考案し3Dプリントで制作。各タイルはロッテルダムの自社施設でデジタルモデリングと製造が行われた。パラメトリックデザインプロセスにより、幾何学形状・精度・素材仕上げが完全に制御されている。
世界最大級の3Dプリント陶磁器建築芸術作品である「ブルー・ヴォヤージュ」は、コンピュータデザインと工芸の融合というスタジオRAPの真髄を体現している。最先端のデジタルファブリケーション技術により、建築表面を表現力豊かで永続的な芸術作品へと昇華させ、技術・素材・場所の架け橋となっている。
- Blue Voyage – Studio RAPPhoto credit: Riccardo De Vecchi
- Blue Voyage – Studio RAPPhoto credit: Riccardo De Vecchi
- Blue Voyage – Studio RAPPhoto credit: Riccardo De Vecchi
- Robot A Photo credit: Studio RAP
- Mock-up A Photo credit: Studio RAP
- Mock-up B Photo credit: Studio RAP
- Robot B Photo credit: Studio RAP
- Glazing Photo credit: Studio RAP
スタジオRAP
ロッテルダムを拠点とする受賞歴のある建築デザインスタジオ。現代建築における3Dプリント陶磁器の先駆的活用を推進している。デジタルデザイン、革新性、職人技を融合させることで、建築の制作手法を再定義する表現豊かなファサード、空間インスタレーション、建築要素を創造している。
完全装備の陶磁器生産施設を擁する本スタジオは、コンセプト立案や素材研究から試作、実現に至るまで、全てのプロジェクトを自社内で設計・開発・製造している。世界中のプロジェクトに携わる当スタジオは、建築環境に新たな物質性と表現の層を加えている。

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