シンガポールと世界の未来をデザインがどう形作るかを探る

シンガポールデザインウィーク2025」が「Nation by Design(デザインによる国家形成)」をテーマに2025年9月11日(木)から9月21日(日)まで開催中です。都市国家のデザイン遺産を称えつつ、未来を大胆に展望する3つの基幹イベントと関連プログラムを通じ、明日を形作るデザインの役割の全貌を浮き彫りにします。NPO ADF(青山デザインフォーラム)は、デザインシンガポール評議会と共にシンガポールデザインウィーク(SDW)2025の開催を今年も支援いたします。

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本フェスティバルの基幹企画でデザインシンガポール評議会が主催「デザイン・フューチャーズ・フォーラム」は9月17日(水)に開催されます。3回目を迎える今年のフォーラムは、ザハ・ハディッド財団ディレクターのアリック・チェンとレッカー・アーキテクツ共同創設者のオン・カーシンが共同キュレーションを担当し、持続可能性、気候変動、新興技術、社会的公平性、ケアといった相互に深く絡み合うグローバルな変革を中核テーマとして企画されました。

また、フォーラムと連動し、フェスティバル内でふたつの特別企画展が開催されます。アートサイエンス・ミュージアムでは9月13日(土)から2026年2月22日(日)まで「Another World is Possible」を初公開。シンガポールならではの視点で世界を模索する展覧会となっています。建築、デザイン、文学、映画を横断し、シンガポール在住の専門家16名を含む約40名による100点以上の作品が展示されます。一方、2025年9月11日(木)から10月19日(日)まで開催される「未来のソーセージ:シンガポール版」では、フードデザイナー兼研究者のキャロリーン・ニーブリングによる受賞プロジェクトがアジア初公開されます。人類にとって最も普遍的な食品形態の一つを再考し、持続可能性、イノベーション、食料安全保障を探求する試みです。

Another World is Possible

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A render of East Coast Parkway, Singapore, as conceived by WOHA, that will be among nearly 100 works exhibited as part of Another World is Possible. Picture courtesy of WOHA and Obilia

アートサイエンス・ミュージアムで開催される「Another World is Possible」は、シンガポール・デザイン・ウィークの主要イベントとして、ミュージアムと映画監督リアム・ヤングが共同キュレーションを担当しました。より希望に満ち、持続可能で公平な未来をデザインする方法について、視覚的に圧倒的な7つの章で構成されています。

未来のソーセージ

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Sausage of the Future: Singapore Edition reinvents a classic food to challenge how we think about food, culture,
and sustainability. Picture courtesy of Studio Carolien Niebling

現地食材に着想を得た新たなソーセージコンセプトを、フードデザイナー兼研究者のキャロリーン・ニーブリングがフーバーズ・ブッチャリー、ザ・ミーテリー、ブランチ・バンディッツのニティヤ・ライラらパートナーと共に開発。ニューヨーク、ミラノ、ロンドン、チューリッヒ、アイントホーフェンを巡回した大ヒットプロジェクトから、ニーブリングの彫刻的な食品モデルが発表されます。本展は新たなコンテンツを加えた拡張版となっています。

シンガポールデザインウィーク

アジア有数のデザインフェスティバルであるシンガポールデザインウィーク(SDW)は、シンガポールの独自の創造性を称え、3つの主要なフェスティバルの柱を通じてデザインを探求します:デザイン・フューチャーズ(未来のデザインとデザインの未来)、デザイン・マーケットプレイス(東南アジアに焦点を当てたライフスタイルのトレンド)、デザイン・インパクト(より良い世界のための革新的なソリューション)。デザインシンガポール評議会が主催するSDWは、創造性とイノベーションを称える祭典であり、思想リーダーシップを推進し、シンガポールをはじめ世界中のデザイン界の最高峰を展示しています。