エストニア、ラトビア、リトアニアの革新と伝統が融合するデザイン展
ミラノ市内の歴史的建築パラッツォ・リッタで開催される「ミラノデザインウィークMoscaPartners Variations」の一環で、バルト三国のデザインを紹介する「Tactile Baltics」展が2025年4月6日から4月13日まで開催される。本展ではバルト地域の革新的なデザインと伝統工芸、文化的な物語性を世界の観客に伝える。
21名のデザイナーが手がける触覚的なデザイン
家具、照明、テキスタイル、テーブルウェア、クラフト、コレクティブルデザインなど、多岐にわたる作品を展示。21名のデザイナーが参加し、素材実験、持続可能性、サーキュラーデザインをテーマに、伝統工芸と最新技術の融合を体現する。触覚(タクタイル)をキーワードに訪問者はデザインの手触りや質感を直接体験し、五感を通じて作品を楽しむことができる。
注目の展示テーマ
- サーキュラーデザイン:持続可能で責任あるデザインのアプローチ
- 産業廃棄物の再利用:機能的で意味のあるオブジェの創造
- 素材実験:天然素材やリサイクル素材の新しい組み合わせや応用
参加デザイナー・ブランド
- エストニア:Standard、Maarja Mäemets、Kertu Liisa Lepik、Heiter X、Annike Laigo、Myceen、Estonian Academy of Arts(Teresa RA)
- ラトビア:Gateris Works、Ēter、Dace Sūna、Studio Sarmīte、Artis Nīmanis、Emma Sofia、Boterra
- リトアニア:Mantas Lesauskas、Vilius Dringelis、Marija Puipaitė、Liepa Marija Gradauskaitė、Paulina Vasiliauskaitė、Ieva Baranauskaitė & Rūta Palionytė、Liucija Kostiva
- Kertu Liisa Lepik (Estonia)
- Myceen (Estonia)
- Standard (Estonia)
- Heiter X (Estonia)
- Maarja Mäemets (Estonia)
- Gateris Works (Latvia)
- ETER (Latvia)
- Paulina Vasiliauskaitė (Lithuania)
- Marija Puipaitė (Lithuania)
- Vilius Dringelis (Lithuania)
キュレーター・関係者のコメント
ラトビアデザインセンターの責任者であり、プロジェクトリードを務めるDita Danosaは次のように語る。「Tactile Balticsは、単なる展示ではなく、デザインの未来を示すステートメントです。伝統技術と現代の革新を融合させることで、バルト三国のデザイナーたちは、素材、持続可能性、クラフトマンシップとの新たな関わり方を再定義しています。」本展はバルト文化基金、ラトビア文化省、エストニア文化省、そしてイタリアのエストニア、ラトビア、リトアニア大使館の支援を受けて開催される。
「ミラノデザインウィーク2025 Tactile Baltics」開催概要
会期 | 2025年4月6日(日)から4月13日(日)まで |
会場 | MoscaPartners Variations, Palazzo Litta(Corso Magenta 24, 20121 Milano) |
URL | https://tactilebaltics.com/ |