「ニューヨーク・デザイン・フェスティバル」にソニーと家具ブランド「ステラワークス」が共同出展
ソニーグループのデザイン部門であるクリエイティブセンターが、グローバル家具ブランド「ステラワークス(Stellar Works)」とともにアメリカ・ニューヨークで2023年5月18日から25日にかけて開催されるデザインイベント「NYC×DESIGN Festival (ニューヨーク・デザイン・フェスティバル)」に出展する。
会場では、「STAYDREAM – a surreal reality <幻想と融け合うリアリティ>」というテーマのもと、センシングテクノロジーを取り入れたさまざまなインタラクションを通じて、屋内空間に自然の雰囲気が共存する、住まいの新たな可能性を提案する。
ステラワークスのショールーム全体に展開される本展示は、7つの体験ゾーンから構成されており、それぞれにソニーのデザイナーがデザインし、ステラワークスが制作した家具のプロトタイプが展示される。展示では、日本の伝統的な屏風の機能性に着想を得た「BYOBU」という間仕切りやベッドのプロトタイプが紹介される。これらのプロトタイプはセンシングや音響・映像のテクノロジーを取り入れている。さらに、展示ではステラワークスのクリエイティブディレクターであるネリ&フーが手掛けた「ユーティリティ」シリーズの新作家具も披露される。展示のインタラクションにはプロジェクションが使用され、その背景にはカリコウォールペーパーの壁紙が使われる。
展示概要紹介
体験1: DREAMSCAPE
音響・映像テクノロジーを取り入れた「BYOBU Bed (Concept)」を中心にしたベッドルーム。
体験2: IN THE MIST
アジアの伝統的な茶室をモチーフにした空間。空間を仕切るスクリーンに投影された霧に包まれた山の風景が、来場者の動きに合わせて消え、ステラワークスの家具が現れる。
体験3: NATURE`S CHORUS
ステラワークスの「エブリデイ」ペンダントライトを用いた視覚と聴覚の演出によって、屋外の天気を再現。音響テクノロジーを取り入れた「BYOBU Partition (Concept)」と組み合わせることで、まるで洞窟の中で、包み込まれるような空間体験を楽しめる。
体験4: MAGIC SLATE #1
ステラワークスの家具と「BYOBU Display (Concept)」が並ぶラウンジ空間。ディスプレイ内蔵の「BYOBU Display (Concept)」によって、まるで外の世界を覗き込んでいるかのような幻想的な体験を楽しめる。
体験5: MAGIC SLATE #2
「BYOBU Display (Concept)」が映し出す都会的なグラフィティ・アートを楽しめるインスタレーション。
体験6: FEAST OF LIGHT
「BYOBU Partition (Concept)」と「エブリデイ」ペンダントライトの演出によって、あたかも鳥の群れが集う大木の下にたたずんでいるかのような安らぎの雰囲気に包まれる。
体験7: BEYOND WALLPAPER
カリコウォールペーパーの壁紙「エスケープコレクション(Escape collection)」とステラワークスの家具を活用したインタラクション。現実とバーチャルを融合させた没入型コンテンツと「BYOBU Partition (Concept)」によるサラウンドサウンドによって、ダイナミックで幻想的な風景を楽しめる。
人が生活する空間を、テクノロジーの力でより印象的な体験や価値として提供できないか、現実とバーチャルの体験を心地よく融合させる中間地点はどこなのか、人に寄り添うテクノロジーのあり方、そのインタラクションはどうあるべきか — この展示を通して、屋内空間における体験の拡張、ひいてはフィジカルとメタ・リアリティの世界の融合によって生まれる新しい価値や可能性を探る。
ソニー「クリエイティブセンター」について
ソニーは、創業して間もなくデザインの重要性をいち早く認識し、デザイン室(現:クリエイティブセンター)を1961年に設立。「人のやらないことをやる」というソニーのDNAのもと、クリエイティブセンターはエレクトロニクスからエンタテインメント、金融などの事業領域に活動の幅を広げ、ブランドやインターフェースを含め、多岐に渡るデザインを行っている。
「STAYDREAM – a surreal reality」展示概要
会期 | 2023年5月18日(木)~5月25日(木) |
会場 | 304 Canal Street, New York, NY 10013 |
時間 | 10:00-18:00 |
ウェブサイト | https://bit.ly/41Pfc6a |