北村工房の卓越した技巧と高級ウオッチブランドクレドールのコラボレーション

セイコーウオッチは高級ウオッチブランドクレドールの「Art Piece Collection」より、卓越した漆芸作品で海外でも高い評価をうけている北村工房とのコラボレーション限定モデルを2022年7月22日から発売する。「SHU」(朱)が制作テーマとなっている本作は、漆にしか出せない独特な朱の風合いと漆ダイヤルにあしらった精緻で煌びやかなオーナメントが互いに引き立てあい、太陽フレアのような力強い美しさがダイヤルで表現されている。

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超絶技巧の漆ダイヤルを味わう至極のドレスウオッチ

ケースには18Kイエローゴールドが採用され、極薄ムーブメントを生かし、サイドはドレスウオッチにふさわしい上品な薄さに仕上げられている。裏ぶたはシースルー仕様で丁寧に仕上げられた手巻ムーブメントを見ることが出来る。また、ストラップはダイヤルのカラーとマッチする赤みを帯びた黒色のクロコダイルを採用。

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時間の経過とともに華やかな色へ変化する「朱漆」のダイヤルには、中央から広がるように金の蒔絵をあしらい、朱の彩りを一層引き立てている。ダイヤルの中央部には丁寧に仕上げた金とプラチナの極小の薄板パーツを「切金(きりがね)」と呼ばれる手法を用いて、極限まで密に配置。切金は通常漆と同一平面になるよう加工を施すが、本作は漆の上面に一つひとつ手作業で貼り込み凸を作りだすことで太陽フレアのような「ほとばしるエネルギー」が表現されている。北村は「お客様は常に”新しいもの”を求めています。そのため、世界中でここでしかできない唯一無二のものを作るべきだと考え、今回の朱と切金のデザインにたどり着きました。」と語っている。

高級機械式時計にふさわしい極薄ムーブメント

ムーブメントは厚さわずか1.98mmの極薄メカニカルムーブメント「キャリバー6870」を搭載。68系ムーブメントは国産最高級ドレスウオッチのために時計としての性能のみならず工芸的な価値や美しさを追求して開発された。雫石高級時計工房において高度な技能を有する時計師が一貫して組立・調整からケーシングまで手掛け、一つひとつの部品の形状補正やアガキ(部品と部品の間に必要な隙間)調整に100分の1mm単位の精度が求められるため、時計師の手先の感覚のみで最終的な仕上げを行う。一人の熟練時計師でも一日にわずか1個から2個しか組み立てられない、少量生産のムーブメントとなっている。

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クレドールアートピースコレクション 北村工房コラボレーション限定モデル

北村工房の卓越した技巧により制作された珠玉のダイヤルが国産最高級のドレスウオッチと融合し、アートとしての美しさと腕時計としての性能が高いレベルで両立している。

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希望小売価格(税込) 11,000,000円

  • ケース: 18Kイエローゴールド
  • ストラップ・中留:クロコダイル・18Kイエローゴールド
  • ダイヤル:朱漆・切金(プラチナ・ゴールド)・蒔絵
  • ガラス:デュアルカーブサファイアガラス(内面無反射コーティング)
  • 防水性能:日常生活用防水
  • ケースサイズ:外径36.6mm(りゅうず含まず)
  • 厚さ:6.5mm
  • 限定数量:8本

クレドールについて

日本人の感性と精緻を極めた技術により、豊かな個性を持つ高級ドレスウオッチのブランドとして1974年に誕生。フランス語で「黄金の頂き(CRÊTE D’ OR)」を意味するその名前に相応しく、ムーブメントから細かな部品のひとつひとつに至るまで厳選された素材に名工の技術を注ぎ込み、その美しさと品質を守り続けている。

北村工房について

1985年北村辰夫が石川県輪島市に創設した漆工工房。その作風は緻密で繊細な蒔絵技法を用いて表現されており、日本だけでなく東洋美術・西洋美術の要素も取り入れ、国を超えて多くの人々を魅了し続け、世界の美術館とコレクターにも多く所蔵されている。また北村は次世代を担う若い漆芸家の育成にも力を入れている。