「地球と縁を切る体験」コンセプトが評価される
愛知・豊橋の一棟貸し宿泊施設「CORRUGATED HOUSE(コルゲートハウス)」(運営:FOOD FOREST)のデザインコンセプトが「レッド・ドット・デザイン賞:デザインコンセプト2025(Red Dot Award: Design Concept 2025)」を受賞した。
本施設は、1965年に建築家・プラントエンジニアの川合健二が愛知県豊橋市に自邸として建てたコルゲートハウスを宿泊施設として再生したもの。コルゲートハウスとは地下鉄やトンネルなどに使われるコルゲートパイプ(波型鋼板)を用いた建築で、川合が「インフラから脱却し、自然の中で自給自足の生活を送りたい」という想いで自らセルフビルドした。「一晩、地球と縁を切ってみる体験」をコンセプトに、デジタルデトックス、自然との共生、自給自足の体験を提供している。DOCOMOMO(Documentation and Conservation of buildings, sites and neighborhoods of theModern Movement: モダン・ムーブメントにかかわる建物と環境形成の記録調査および保存のための国際組織)に登録されている。
レッド・ドット・デザイン賞
ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター(Design Zentrum Nordrhein Westfalen)が主催する、約70年の歴史を持つ国際的なデザイン賞。「iFデザイン賞(ドイツ)」、「インターナショナル・デザイン・エクセレンス賞(アメリカ)」と並び、世界三大デザイン賞の一つとして数えられている。