国産地域材と地元の匠の技がオリジナル家具製作でコラボレーション
「地産地匠」を掲げ、日本各地の厳選した地域材と地元の工房・家具作りの匠をネットワークし、共通デザインで家具を製作するという林業・家具業界初の取り組みの第一弾として、純国産家具を専門に販売するフォレストヴォイスより、純国産スツール「森(きりん)/giraffe」が2020年12月1日(火)に発売される。
本取り組みは、フォレストヴォイスと提携する全国の工房がそれぞれの木工技術や地元の木材の特性を駆使して、共通デザインの家具を製作する仕組み。国産材需要を拡大することが急務となる日本の林業と、外国産の木材に頼らざるを得ない現状の国産家具業界とがタッグを組んで、木材と匠を適切に活かす、まさに「適材適匠」の仕組みによって、地域材の有効活用と林業・家具業界に携わる人々を活性化していくことを狙う。
第一弾の取り組みとなるこのスツールのデザインは、新潟県糸魚川市の工房のもの。キリンが一歩踏み出したような形から名付けられた。業界初の取り組みと意匠性の高いデザインで「ウッドデザイン2020(ライフスタイルデザイン部門)」を受賞した。今回は新潟県糸魚川市のブナ、岡山県真備町のタケ、神奈川県横須賀市のケヤキ、福岡県大川市のクス、奈良県吉野地方のスギの5つの樹種と工房を厳選。それぞれ樹種や工房の技によって色・艶・模様・手触りなど異なった味わいが楽しめる。
税込価格はそれぞれ1脚35,000円で、販売はフォレストヴォイスの店舗、ECサイトを予定。12月6日(日)までは先行して予約を受け付けているクラウドファンディングサイトのCAMPFIREでも購入できる。
ウッドデザイン賞とは
ウッドデザイン賞は、「木」に関するあらゆるモノ・コトを対象に、暮らしを豊かにする、人を健やかにする、社会を豊かにするという3つの消費者視点から、優れた製品・取組等を表彰するもの。審査委員は、建築家の隈研吾、プロダクトデザイナーの益田文和ほか、各分野の第一線で活躍中の方々によって構成されている。これによって、“木のある豊かな暮らし”が普及・発展し、日々の生活や社会が彩られ、ひいては国産材の需要が拡大し、適正な森林整備が進むことを目的としている。
「森(きりん)/giraffe」製品概要
税込価格 | 35,000円 |
発売日 | 2020年12月1日(火) |
商品サイズ | 高さ約43cm、座面の直径約25.5cm |
素材 | ブナ、タケ、ケヤキ、クス、スギ(全て国産材) |
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