DESIGNART TOKYO 2021「Camouflage Against the Machines」にてAIから身を守る服を展示販売
テクノロジーを起点とした社会課題の解決や、あたらしい表現開発を実践するDentsu Lab TokyoがQosmoと共に立ち上げたテキスタイルレーベル「UNLABELED(アンラベルド)」は、このたび、日本最大級のデザイン&アートの祭典「DESIGNART TOKYO 2021」にて初の新作展示会「Camouflage Against the Machines」を開催する。アパレルブランドNEXUSⅦ.との限定コラボレーションで、AI監視社会において身を守るためのカモフラージュを使ったアパレルラインを発表する。本展示会は、渋谷PARCO 1Fの新スペースCOMINGSOONにて、2021年10月22日(金)から27日(水)まで開催される。
私たちが生きる社会は、AIによって監視されている。性別、年齢、趣味嗜好、人種。外見をベースにしたラベリング。それは、社会の安全や効率的な購買活動をもたらす一方、AIの「目」から身を守る術を私たちは持たない。カモフラージュは元来、身を隠す目的のもとに軍事用途からはじまり、ファッションとしても定着した。UNLABELEDは、その概念を更新し、「AIによるラベリングから逃れるためのカモフラージュ」を開発。画像に特定の柄を加えることでAIの誤認識を誘発するAdversarial Patchと呼ばれる技術を応用している。カモフラージュ柄の生成システムはQosmoが中心となって開発した。
本展示では、「AIに人として認識されなくなるカモフラージュ柄*」を用いたスケートボードやフーディ、スウェット、トートバッグなどのプロダクト作品を展示・販売する。会場内のカメラの前に立つと「AIから人として認識されなくなる*」デモンストレーションも体験できる。
*カモフラージュ柄は物体検出モデルYOLOv2をベースに生成しており、すべての監視カメラに対して有効なわけではない。また、カメラの角度や距離、明るさなどの環境によって結果が異なる場合がある。
「Camouflage Against the Machines」開催概要
会期 | 2021年10月22日(金)~10月27日(水) |
時間 | 11:00〜20:00(最終日は18:00まで) |
会場 | COMINGSOON(渋谷PARCO 1階) |
入場料 | 無料 |
UNLABELEDサイト | https://unlabeled.jp/ |