近年の研修員より採択された6名の作品を展示

ポーラ ミュージアム アネックスは、「ポーラ ミュージアム アネックス展 2024」を2024年2月9日(金)から4月14日(日)の間、前後期に分けて開催する。「ポーラ ミュージアム アネックス展」はポーラ美術振興財団が行っている「若手芸術家の在外研修助成」を受けたアーティストの研修成果を披露する展覧会として毎年開催しているもので、今回で22回目を迎える。ポーラ美術館 木島俊介前館長 監修のもと「表彰と趣意」と題し、近年の研修員より採択された6名の作品を紹介する。magazine-pola-museum-anex2024-5

3月8日から3日間は、国際的なアートの見本市「アートフェア東京」にも出展し、作品の販売も予定している。若手芸術家の在外研修に対する助成事業とは、ポーラ美術振興財団が実施している活動のひとつで、40歳未満のアーティストを対象に海外での研修を援助し、更に活発な創作活動を奨励しようとすることを目的としている。

木島俊介 プロフィール

ポーラ美術館前館長。1939年鳥取県生まれ。慶応義塾大学文学部卒業、美学・美術史専攻。フィレンツェ大学、ニューヨーク大学大学院、同美術史研究所に学ぶ。群馬県立近代美術館館長および群馬県立館林美術館館長、共立女子大学教授等を務め、現在、同大学名誉教授。

ポーラ美術振興財団の活動概要

ポーラ美術振興財団は美術分野などの若手芸術家及び美術の専門職員に対する助成活動を行う。主に美術分野における研究活動テーマを広く一般から募集し、有識者で構成される選考委員会によって採択・助成し、日本文化の向上、発展に寄与することを目的としている。

西田秀己 / Hidemi NISHIDA プロフィール

1986年北海道生まれ。2007年釧路工業高等専門学校建築学科卒業。2018年ポーラ美術振興財団在外研修員(ロシア)。

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西田秀己「fragile passage」 2021 製材 サイズ可変

砂田百合香 / Yurika SUNADA プロフィール

1989年東京都生まれ。2012年武蔵野美術大学空間演出学科卒業。2019年ポーラ美術振興財団 在外研修員(ドイツ)。

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砂田百合香「Interspace」 2021 ステンレスミラー、鉄、アクリル、モーター 180 × 170 × 80cm

江原梨沙子 / Risako EHARA プロフィール

1994年東京都生まれ。2017女子美術大学芸術学部年日本画専攻卒業。2021年ポーラ美術振興財団在外研修員(フランス)。

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江原梨沙子「Evil dispersal」 2021 フレスコ、金箔、パネル 410 × 318 × 20mm

水永阿里紗 / Alisa MIZUNAGA プロフィール

1984年広島県出身。2009年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。2022年ポーラ美術振興財団 在外研修員(ドイツ)。

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水永阿里紗「第九」 2023 フロートガラスにシルクスクリーン印刷 300 × 200mm

̶菊池奈緒 / Nao KIKUCHI プロフィール

1988年栃木県生まれ。2011年多摩美術大学絵画学科卒業。2021年ポーラ美術振興財団 在外研修員(ドイツ)。

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菊池奈緒「Propシリーズ サイデリアル」 2022 陶、アクリル塗料 各108 × 45 × 113mm

̶鶴見朋世 / Tomoyo TSURUMI プロフィール

1994年三重県生まれ。2018年多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻 卒業。2022年ポーラ美術振興財団 在外研修員(イギリス)。

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鶴見朋世「somewhere between us」2018 レーヨン、モノフィラメント 1200 × 2400 × 600mm

「ポーラ ミュージアム アネックス展 2024 ―表彰と趣意―」開催概要

会場ポーラ ミュージアム アネックス
時間11:00 ~ 19:00 (入場は18:30まで)
入場無料
前期 2024年2月9日(金) から3月10日(日)まで
アーティスト西田秀己砂田百合香江原梨沙子
後期 2024年3月15日(金) から4月14日(日)まで
アーティスト水永阿里紗菊池奈緒鶴見朋世