「DESIGNART TOKYO 2023」キービジュアルと若手クリエイター支援プログラムが公開

日本最大級のデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2023」のキービジュアルとオフィシャルエキシビション会場、そして若手クリエイター支援プログラム「UNDER 30」の内容が公開された。

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©DESIGNART TOKYO 2023

コンピュテーショナルデザイナー 堂園 翔矢によるキービジュアル

世界屈指のミックスカルチャー都市「東京」を舞台に、アート、デザイン、インテリア、ファッションなど多彩なジャンルをリードする才能が集結し、都内各所でプレゼンテーションを行うフェスティバル「DESIGNART TOKYO」。2023年のキービジュアルは、今年のテーマである「Sparks 〜思考の解放〜」をイメージソースに、注目の若手コンピュテーショナルデザイナー、堂園翔矢が手掛けた。コンピュテーショナルデザインというテクノロジーと堂園のクリエイティブが融合した本作品が、会場のファサード、サインやツールなど多様な媒体に形を変えて、開催エリアに展開される。“共鳴するクリエイティブのなかに浮かび上がる小さな光”が、秋の東京の街を彩る。

このキービジュアルは、その制作プロセスにユニークさがあります。コンピュテーショナルデザインの手法を用いて、多様な展開を目的とした可変コアグラフィックスのアルゴリズムを設計。さらにそこからアルゴリズムで彫刻のように削り出しグラフィックを造形するなど、全てのプロセスにおいて"演算"が創造性の中心にあります。そのため背後にある構造やアルゴリズムを含めた奥行きを感じることができるビジュアルとなっています。

ー堂園 翔矢

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堂園 翔矢 プロフィール

堂園 翔矢は、1988年生まれのコンピュテーショナルデザイナー。2014年情報科学芸術大学院大学[IAMAS]修了。データ、アルゴリズム、機械学習を用いたコンピュテーショナル・デザインのリサーチと実践を中心に活動。4次元グラフィックスをプロッターで描いた「4D DRAWING」、西陣織の老舗・細尾との共同研究開発「Quasicrystal」など領域横断的にプロジェクトを展開している。アルスエレクトロニカ、文化庁メディア芸術祭など受賞多数。

若手クリエイター支援プログラム「UNDER 30」-国際色豊かな5組のクリエイターが決定

DESIGNART TOKYOで毎年注目を集める、30歳以下の若手クリエイターを支援するプログラム「UNDER 30」。今年も国際色豊かな、才能あふれる5組のクリエイターが選出された。

デザイナー進藤篤によるオフィシャルエキシビション「DESIGNART GALLERY」会場

外苑前駅すぐ、青山通りに面したエスコルテ青山1Fの約500平米の空間が、DESIGNART TOKYO 2023オフィシャルエキシビション会場のひとつとして決定した。空間構成には、2021年にUNDER 30にも選出され、インテリアデザイナーとして活動する傍ら、日常に潜む素材の根源的な魅力に光を当てた作品を発表する注目のデザイナー、進藤篤氏を抜擢。本会場では、青山・表参道エリアの主要展示「DESIGNART GALLERY」を開催する。

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©︎ Daici Ano エスコルテ青山1F(東京都港区北青山2-7-15)銀座線外苑前駅2b 出口よりすぐ

進藤篤 プロフィール
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進藤篤 ©︎Ryohei Maehara

進藤篤は、1991年生まれのデザイナー。東京藝術大学大学院デザイン専攻過程修了。インテリアデザイナーとしてホテル・オフィス・商業空間等のデザインに携わる。個人プロジェクトでは、より無垢な眼差しを起点に、空間・インテリアオブジェクト・アート作品等、多岐にわたる作品を発表。

「DESIGNART TOKYO 2023」開催概要

会期2023年10月20日(金)〜29日(日)
エリア表参道・外苑前・原宿・渋谷・六本木・広尾・銀座・東京
公式HPhttp://designart.jp/