Vol.1 はアーティストコレクティブ「カタルシスの岸辺」による個展

越後妻有里山現代美術館MonETは、新たな取組として連続企画展を開催する。2023年度は4名のゲストキュレーター迎え、4つの展覧会を行なう予定で、そのゲストキュレーターと4組の作家が決定した。また、Vol.1として、アーティストコレクティブ「カタルシスの岸辺」による個展を2023年7月1日(土)から8月27日(日)まで、開催する。

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原広司+アトリエ・ファイ建築研究所 「越後妻有里山現代美術館 MonET」Photo Kioku Keizo

連続企画展2023概要

Vol.1「マテリアルショップカタルシスの岸辺十日町店 ✕ 『死蔵データGP 2022-2023』記録展」
  • 会期:2023年7月1日(土)から8月27日(日)まで
  • 作家:カタルシスの岸辺
  • ゲストキュレーター:椹木野衣

カタルシスの岸辺が、収集する死蔵した映像や画像素材を量り売りにする屋台を模した作品「マテリアルショップカタルシスの岸辺」が、越後妻有里山現代美術館 MonETに限定オープン。館内では、これまでに集まった死蔵データを公開、また会期中のデータ買取や作家との交流を兼ねたイベントも開催する。

Vol.2
  • 会期:2023年9月9日(土)から11月5日(日)まで
  • 作家:松元悠
  • ゲストキュレーター:保坂健二朗(滋賀県立美術館ディレクター(館長)
Vol.3
  • 会期:2023年11月18日(土)から12月24日(日)まで
  • 作家:並行小舟唄(竹﨑和征 + 西村有)
  • ゲストキュレーター:塚本麻莉(高知県立美術館主任学芸員)
Vol.4
  • 会期:2024年1月13日(土)から3月10日(日)まで
  • 作家:田中藍衣
  • ゲストキュレーター:檜山真有(キュレーター / リクルートクリエイティブセンター)

カタルシスの岸辺

「カタルシスの岸辺」は荒渡巌、海野林太郎、高見澤峻介を中心に2017年に東京で結成された“マテリアルショップ”。プロジェクト毎に参加作家が変わるが、2019年に髙橋銑が退店、2023年現在は田中勘太郎、大山日歩、宍倉志信、鈴木雄大、岡千穂、みずしまゆめを含めた9人をコアメンバーとして活動している。「ショップ」であることを核としつつ、既存のアートシーンの経済システムに依らぬ、独自の生存戦略の確立を試行する。

「越後妻有⾥⼭現代美術館 MonET」

2003年建築、原広司+アトリエ・ファイ建築研究所による設計。世界最⼤級の国際芸術祭「⼤地の芸術祭」の拠点施設として国内外から注⽬される作家の作品を、いつでも観ることができる。2021年には常設展⽰を⼤幅に⼊替え、リニューアルオープンした。