現代アーティストとルイナールのコラボレーション「カルト・ブランシュ」
MHD モエ ヘネシー ディアジオの取扱いシャンパーニュメゾン・ルイナールは、ビジュアルアーティストのJeppe Hein(イェッペ・ハイン)がルイナールからインスピレーションを受けた体験型アートインスタレーション「RIGHT HERE, RIGHT NOW」を制作。本作品は2022年11月3日から11月6日までのART WEEK TOKYO開催期間中、LA COLLEZIONEにて展示される。
メゾン ルイナールは毎年国際的に活躍する現代アーティストをフランスにあるメゾンへ招き、メゾンの価値を再解釈した作品を制作する「カルト・ブランシュ」プログラムを行っている。革新と創造へのコミットメントの延長線上にあるアートは、まさにメゾン ルイナールにとって欠かすことのできない要素。文化的精神を持ち続けるメゾン ルイナールが2022年にコラボレーションを行うアーティストは、デンマーク出身のビジュアルアーティスト、Jeppe Hein(イェッペ・ハイン)。彼の詩的かつ繊細な作品は高く評価され、世界のはかなさや美しい瞬間の軽さを表現する様子はシャンパーニュの泡に通ずる部分がある。2020年初頭、ハインは度々メゾンを訪問。最高醸造責任者のフレデリックとクレイエルで過ごした時間は、「カルト・ブランシュ」のインスピレーションの源となる。ブドウの収穫から口の中でワインが煌めくまでのシャンパーニュのプロセスは感覚的な体験だと気づき、自然とつながる感覚的な体験を「RIGHT HERE, RIGHT NOW」と名付け、アートインスタレーションとして表現した。
さらにこのインスタレーションは、シャンパーニュ醸造に欠かせない四つの要素「風」「火」「水」「土」を想起させる。「風」はシャルドネの花の香り、「火」はブドウ、「水」はエッセンシャルオイル、「土」はチョークといった象徴的なもので表現され、ハインがメゾンで感じたテロワールを、ゲストもまた五感で感じることができる。会場ではハインが創り出すアートに包まれながら、ブラン・ド・ブランやロゼなどの革新性あふれるシャンパーニュを楽しむこともできる。
Jeppe Hein(イェッペ・ハイン)
1974年、デンマーク生まれ。現在はベルリンを拠点に活動中。1970年代のコンセプチュアルアートとミニマリズムのウィットに富んだ継承者であるハインは、常にユーモアと繊細さで大衆を巻き込む作品群を発表。一見シンプルなインスタレーションは作品、鑑賞者、空間の関係を密かに変化させ、対話を誘発させている。「Invisible Labyrinth(見えない迷路)」「Modified Social Benches(作り変えられた公共のベンチ)」「Appearing Rooms(現れる部屋)」などの代表作において、観客を遊び心のある状況に置き、ぬるま湯のような環境からの脱却も体験できるとともに、「鏡」もまた作品に繰り返し登場するモチーフ・素材である。今回の「カルト・ブランシュ」のためにデザインされたインスタレーションにも7つの鏡の吹き出しがあり、それぞれに訴えたいメッセージが描かれている。
メゾン ルイナールとアート
伝統遺産、歴史、卓越性を広めていくコミュニケーションのひとつとして創業以来、芸術を用いているメゾン ルイナール。その歴史は1896年、アールヌヴォーを代表するアルフォンスミュシャへメゾンの広告ポスターを依頼したことから始まる。ルイナールの世界観は上品さ、純粋、輝き、そして時代を超えたメゾンの新しいスタイルで、世界で活躍する現代アーティストたちと共に創造し、多くの才能を支援。年間30を超える世界中のアートフェアにメインスポンサーとして、その年のコラボレーションアーティストと一緒に参加している。アートシーンに欠かせないシャンパーニュとして確固たる地位を築き、世界中のアート愛好家に注目されている。
Ruinart × Jeppe Hein「RIGHT HERE, RIGHT NOW」開催概要
期間 | 2022年11月3日から11月6日まで |
時間 | 10:00~18:00 ※入場は閉館30分前まで |
会場 | LA COLLEZIONE |
入場料 | 無料 |