古材のもつ引力が醸し出す独特の緊張感

水田典寿による個展「anasilan」がhide galleryで、2026年1月17日(土)から2月11日(水・祝日)まで開催される。水田は海岸や解体現場から拾った流木や廃材に彫刻を施し作品として発表するアーティスト。その時々で選択された素材の大きさや表面のテクスチャを手がかりに、制作の過程で自然に立ち上がってくるイメージに導かれるようにして造形を進めている。

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風化や経年による痕跡が残る素材で制作された作品は、生と死のあいだを行き交うようなニュートラルな佇まいをもち、静謐でありながらも確かな引力を放っている。その存在感は展示空間にも拡張し、独特の緊張感と静けさをもたらしている。

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アーティストステートメント

「anasilan」
とても古い言葉で「風が止む」と言う意味があります。
そして現代英語の"silence"(沈黙)の語源の一つでもあります。
この言葉の意味合いとして単なる音の不在ではなく、動きや活動が止まり、静寂が訪れる様子を示唆しています。
作品の素材である流木や廃材は生命活動や本来の役割を終えて静かに朽ちていくものです。
私はそれらの素材に向き合い対話をする事で新たな意味と役割を与えたいと思っています。
日々の喧騒の中で一瞬、風が止み訪れた静けさで感じる感覚を静寂に満たされたこの空間で作品からも感じて欲しいと思います。

水田 典寿

水田 典寿

1977年東京都生まれ。東京を拠点に、2003年より廃材や流⽊等を用いて家具や彫刻の制作を開始する。主な展示として、Gallery SU(東京)、FUURO(東京)、川田画廊(神戸)、介末Gallery(上海)、gallery七宝(北京)、蔦屋書店GALLERY ENウォール(京都)、ギャラリー椿(東京)、
2025年「Reborn-いのちを織りなすアーティストたち-」展(天王洲アイル・WHAT MUSEUM)ほか。

水田典寿個展「anasilan」開催概要

会期2026年1月17日(土)~2月11日(水・祝日)
時間12:00〜18:00 ※火曜・水曜休廊
会場hide gallery
URLhttps://tinyurl.com/494thfkr