建築はいかに美食への誘いとなるか

第19回ヴィーヴ建築祭(Festival des Architectures Vives, FAV)が、本建築祭における10件のプロジェクトの公募を開始した。FAVはフランス・モンペリエの中心部、エキュッソン地区の特定の個人邸宅の中庭が会場となり、来場者に建築発見の旅を提供する。本建築祭の期間中、これらの象徴的な場所を来場者に開放する一方、それぞれの場所に特化した作品を発表する建築家チームの参加により、現代建築、インスタレーション、遺産との親密な関係を明らかにすることを目的としている。

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‘人’ The Proscenium Of Ephemeral Reflections
Álvaro GONZÁLEZ SERRANO & Jennyfher ALVARADO FIGUEROA
Photo credit: Crédit photo : photoarchitectures.com

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SOLSTICE
Léa BEKHAZI, Quentin BRION & Benjamin MAYLIN
Photo credit: Crédit photo : photoarchitectures.com

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DIVAGATIONS
Collectif LEM : Elsa COLIN, Marc EL SAMRANI & Lydia AMARA
Photo credit: Crédit photo : photoarchitectures.com

テーマは「美食への誘い(ラ・グルマンディーズ)」

今回のFAVのテーマは「美食への誘い(ラ・グルマンディーズ)」。建築家、都市計画家、造園家による特別な実験と真の喜びの瞬間を呼び起こすインスタレーションを展開し、建築とグルマンディーズの結びつきを探求する試みとなる。目で味わいたい、心で味わいたいという欲求を呼び起こすようなインスタレーションをデザインすることが命題となる。

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PRÉLUDE
Kollektiv Von Null : Jannis SCHIEFER, David BIEGL, Lucia NEUMANN, Inês ABREU, Salvatore BULLARA &Theresa NOEKE
Photo credit: Crédit photo : photoarchitectures.com

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À VOS BRIQUES !
Marine MANCHON
Photo credit: Crédit photo : photoarchitectures.com

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COURS TOUJOURS
Clarisse CHEUNG
Photo credit: Crédit photo : photoarchitectures.com

概要

応募締切

2024年12月2日23時59分(フランス時間、GMT+1/入金確認日)必着。

結果発表

2025年1月

選考方法

若手建築家およびランドスケープアーキテクトを対象とし、創作を促進することが目的。多分野のチームを結成することも可能だが、少なくとも1人の建築家が含まれる構成が条件となる。専用ページより10MB以内の1つのPDFファイルとして応募することが必要。

申請ファイル

応募申請ファイルは以下の要件を満たす必要がある。

  • 各メンバーの職務経歴書をそれぞれA4サイズにまとめる(必須)
  • 建築実績、インスタレーション、コンペティションなどの図解付き参考資料の添付(必須)
  • 本建築祭のテーマに関する意見を述べたもの。どのようなインスタレーションを想定しているかを表現するもので、必ず画像を添付すること(必須)

また、応募作品はFAVの枠内で発表されるオリジナル作品でなければならない。プロジェクトのすべての出典を引用し、参照することが不可欠。選考通過者には、介入(地面、展示、写真、調査など)のデザインに関する技術的制約を提示する詳細なファイルが送付される。チームの選考は、そのファイルに基づいてのみ行われる。

選出された10チーム
  • 作品の組み立てと解体は各チームが行う。設営は2025年6月4日~9日、解体は6月16日を予定。
  • 2025年2月に開催される視察ツアーで現地を訪問することも可能。
  • 各プロジェクトに対し税込み1,500ユーロの補助金が割り当てられる。
  • 居住者や建築環境に支障をきたさないように配慮しなければならない。

ヴィーヴ建築祭(Festival des Architectures Vives, FAV)

2006年以来、モンペリエの建築の宝庫である個人の邸宅を一般の人々に没入型探検の形で提供している。あまり知られていない歴史的空間を現代建築のインスタレーションで変貌させることで、過去と現在、伝統と革新の対話を促している。それぞれのインスタレーションは若手建築家のチームによって制作される。年々来場者が増えており、2006年に3,500人だった来場者は2023年と2024年には13,000人を超えた。各中庭では、メディエーターが建築家と来場者の交流を促進し、誰もが建築にアクセスできるようにしている。