フィン・ユールの「ウィスキーチェア」が74年もの歳月を経て復刻

大塚家具では、デンマークの近代家具デザインを代表する建築家・家具デザイナーのフィン・ユール(1912年-1989年)が1948年にデザインした珠玉の一脚 「Whisky Chair(ウイスキーチェア)」のオーダー受付を、2022年7月23日(土)より対象の3店舗で開始する。「Whisky Chair」は1948年に開催されたキャビネットメーカーズギルド展にて、フィン・ユールのコンセプトであった「アートコレクターのリビングルーム」の一環として発表されたが、当時は生産には至らず、このたび74年もの歳月を経て復刻が決定した。復刻を記念して、最初の250脚(日本国内分は20脚)にはシリアルナンバーがナンバリングされた真鍮製のプレートが付属し、さらにグラスとウイスキーが入った特製ボックスが贈られる。adf-web-magazine-finn-juhl-whisky-chair-idc-otsuka-2

オーダー受付:2022年7月23日(土) 10時30分より

受付店舗:IDC OTSUKA 新宿ショールーム有明ショールーム福岡ショールームの3店舗

納期:オーダー日より約3ヶ月

店頭展示:IDC OTSUKA 新宿ショールームにて復刻記念モデルを2022年10月頃展示予定

※シリアルナンバー入りモデルは先着順での販売。なくなり次第終了。

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Whisky Chair(ウイスキーチェア)について

「Whisky Chair」は、フィン・ユールの芸術的感覚から創られた形態・機能・ディティールの美しさが特徴。右のアームは端に向かって有機的に伸び、ハンドメイドの半月型の真鍮製トレイがデザインされる。この真鍮製トレイの表面にはウィスキーグラスを置くことができるよう形作られ、開いて円形に展開することができる。また、張地はファブリックもしくはレザーから選ぶことができ、熟練の職人が手作業で張り込みをが行われる。フレームには厳選された最高品質のウォールナット材を採用、さらに脚先も真鍮が施されるなど、全体を通し、挑戦的でありながら遊び心のあるデザインとなっている。

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磨かれた真鍮製の半月トレイ。 トレイを開くと円形に展開することができる。

サイズ

W790 x D850 xH950(SH355)mm

価格(税込)

ファブリック:¥1,369,500~+オプション ¥90,200~、レザー:¥1,642,300~ ※張地により価格は異なる

素材

張地:布または革張り、フレーム:ウォールナット無垢材、トレイ&脚先:真鍮

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写真の張地(ファブリック)は ¥1,424,500

復刻記念モデル 「Whisky Chair」250脚(日本国内分20脚)限定プレミアム 

復刻を記念して、最初の250脚(日本国内分は20脚)は、ナンバリングされた真鍮製プレートが付属し、さらにグラスとウイスキーが入った特製ボックスが贈られる。※ナンバーの選択は不可

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ウイスキーは、受賞歴のあるデンマークの蒸留所Stauning Whiskyによって、アマローネワインキャスクで熟成された、限定ピートスモークシングルモルトウイスキーのボトルで、Whisky Chairのために特別に開発された。そして、デンマークのシルケボーにある吹きガラス職人のMikkel Yerstによって作られたユニークなウイスキーグラスも同梱されている。adf-web-magazine-finn-juhl-whisky-chair-idc-otsuka-9

Finn Juhl(フィン・ユール) プロフィール

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Finn Juhl フィン・ユール

フィン・ユール(デンマーク 1912-1989)は、デンマークの建築家、家具デザイナー。アルネ・ヤコブセン、ハンス・J・ウェグナーと共にデンマークの近代家具デザインにおける代表的な人物。独特の発想と優れた造形感覚で独自の世界を作り上げ、世界にデンマーク家具を知らしめた一人である。その形態とディテールの美しさで「家具の彫刻家」と言われた。加工が非常に難しいとされていたチーク材を愛し、その加工方法を改善し、チーク材をデンマーク家具の主要な材料に確立したことも彼の重要な功績。彼の作品は世界中のデンマーク大使館やミュージアムの収蔵品となっている。