サウジアラビアのスマートシティ計画NEOM初のラグジュアリーアイランド「Sindalah」
サウジアラビアの北西部で進められている巨大スマートシティ計画「NEOM」の初のラグジュアリーアイランド「Sindalah」の開発が発表された。このアイランドは、サウジアラビア国家観光戦略を支える最も重要なプロジェクトのひとつとして位置付けられている。
紅海への主要ゲートウェイとなる「Sindalah」は、洗練された施設で高級なサービスを提供し、オーダーメードの航海を可能にする。2024年初頭からの開業を予定しており、これによって観光部門やポスピタリティー、レジャーサビースに3,500人の雇用が創出されると予想されている。
NEOMで開発されているアイランド群は、それぞれが独自のビジョンとデザインに基づいて開発されている。そのひとつであるSindalahは、ヨットクラブを擁する敷地面積およそ840,000㎡のラグジュアリーアイランドで、86もの係留所があるマリーナ、最高級のサービス付きアパート330戸、413室の超高級ホテルなど、他では得られない航海体験を提供する。NEOMでは世界一流のレジャーやホテルブランドと協力することで、Sindalahを世界のヨットコミュニティにとって最高級のデスティネーションであると同時に、世界有数の美しい珊瑚礁を有する、多様な海洋環境に囲まれた特別な観光地にすることを目指す。
また、Sindalahでは、世界トップクラスの6,474ヤード(5,920m)、パー70のコースを体験できる機会をゴルフ愛好家に提供。18のティーがあるSindalahゴルフコースでは2つのユニークな9ホールを体験でき、人気のゴルフ観光地としても有望である。
NEOM社取締役会会長のムハンマド・ビン・サルマン殿下のコメント
(Sindalahの誕生は)NEOMにとって重要な瞬間であり、王国が2030ビジョンに基づく観光事業の目標を実現する大きな一歩です。SindalahはNEOM最初の紅海にあるラグジュアリーアイランドでありヨットクラブとしての観光地です。紅海へ続く風光明媚なゲートウェイを備え、この地域では最もエキサイティングで魅力的な観光地となるでしょう。海に入っても出ても、観光で訪れる人々がNEOMとサウジアラビアの真の美しさを経験できる観光地であり、Sindalahはラグジュアリートラベルの未来となるでしょう。
NEOMについて
サウジアラビアのスマートシティ計画「NEOM」は人類の進歩を加速させるものであり、「新しい未来」がどのようなものかを示すものである。紅海の北、サウジアラビア北西部に計画されている新たな産業都市「NEOM」は、起業家精神によって「新しい未来」への道筋を描く、生きた実験室としてゼロから構築されている。夢のある新しい居住地モデルを構築し、繁栄するビジネスを創造し、環境保護の再発明に関わりたいと願う人々のための場所を目指す。また、ハイパーコネクテッド、コグニティブタウンや都市、港や企業ゾーン、研究センター、スポーツやエンターテインメント施設、観光地などを含む予定。NEOMの居住者は、国際的な倫理観を体現し、探検、リスクテイク、多様性の文化を受け入れることになる。